住宅の省エネルギー基準というのはこれまで、

平成11年に改正された『次世代省エネルギー基準』を

設計施工指針として適用してきました。

それが昨年10月1日に、平成25年改正住宅省エネルギー基準が

施行され、平成11年基準は廃止になりました。

現在は経過措置期間となっておりまして、

来年の平成27年4月1日からは完全に切り替わります。

そのため現在、全国各地で国交省による講習会が

開催されています。

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今日はその講習会へ行って来ました。

ここ2、3年、省エネルギー関連の講習会は大盛況です。

今日もたくさんの人が受講されており、

外は朝から雨が降り続き、寒い一日だったのですが、

会場はムンムンしていました。

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来年4月からは確認申請時に提出しなければならなくなる

計算書の演習も行われ、

実際には手書きの計算書ではなく、ソフトを使用して

作成するのですが、下準備や段取りを把握するまでは、

少し大変になりそうです。

ちょっとした変更がその都度、計算に影響してきますので、

変更時にも基準を下回ることがないように、

加減を身に着ける必要があるようです。

講習会の最後にはごく簡単な考査も行われました。

講習会としましては、全体をくまなくの内容でしたので、

個々の事例にどのように対処したらよいかについて

尋ねられる環境がなかったことは、少し残念でした。

この講習会、施工編もありますので、

次回はこちらを受講予定です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

昨日は現在、基本設計を進めているご家族の

今の住まいを訪問させていただき、暮らしの様子と

お手持ちの家具や家電などを拝見させていただきました。

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現在は古い平屋の日本家屋にお住まいです。

私も自宅を松匠創美で建てる前までは、

平屋の古屋に暮らしておりましたので、どこか親しみを感じます。

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お風呂のタイルも懐かしく、

このモザイクタイルは、結構剥がれやすいのですが、

しっかりメンテナンスがされてありました。

また、お風呂の竿ぶち天井と木製サッシがいい雰囲気です。

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ご家庭ごとに様々な生活感がありますので、

このように、現在の住まい方を肌で感じることが

計画をする上で、とても参考になります。

そして、クライアントのイメージされていることが、

理解しやすくなることも、大切な要素です。

住まいを隅から隅まで見せることは、普段あまりないことで、

気が進まないことと思いますが、

ご協力いただきまして、ありがとうございました。

今後の計画に活かしたいと思います。

最後までお読みいただきました皆様、

ありがとうございました。

現在計画を進めております新築住宅、

土地の引渡しが完了し、先日、地盤調査を実施しました。

調査前に木造住宅2階建て程度の荷重であれば恐らく、

地盤補強の必要はないのではないかと予測し、

地盤補強の工事費がかからないものと考えておりました。

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そのため、当日は、ちょっとドキドキしながら

調査に立ち会うため現場へと向かいました。

調査時の様子からも恐らく良好な地盤のようでしたので、

ホッと胸をなでおろし、報告書が上がってくるのを待つことに。

本日、報告書が送られてきましたので、確認しますと、

久しぶりに、改良の必要がない地盤であるとの診断でした。

写真の通り、表層に薄い盛土層がありますので、

十分に転圧を行う必要はありますが、

補強の必要はなさそうで、何よりでした。

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地盤調査の日には、敷地のレベルも測定しました。

写真の中に立つ私の前方で三脚の上に乗っている

黄色いモノがレベルを出すための計測器です。

360度回転して水平にレーザーを照射します。

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水平に照射されたレーザーの高さから地盤面までの高さを

計測することで、高低差がわかります。

そこで、計測したい各点にスケールを建て、

スケールにレーザーを感知する受信機を当て上下すると、

ちょうどレーザーの高さで音が知らせてくれます。

レーザーの登場で、敷地の高低差をより正確に

手間をかけずに知ることができるようになり、

たいへん助かっています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。