今日の葉山は、春二番と言えそうな強風が

1日中、吹き荒れていました。

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荒波の様子を写真に撮ろうと移動中に車を停めて

外へ出てみたのですが、強風に煽られしまい、

冷静にタイミングを見計らってシャッターを押すことが

出来ず、良くわからない写真で、すみません。

普段あまり見ることにできない荒れた海でした。

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そんな強風が吹く中、向かった先は、

昨年末まで母がお世話になっていた施設です。

中々片付けに行けず、既に2か月近くも放置した状態で、

施設長のお言葉に甘えていたのですが、

本日、やっと片付けに行って来ました。

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ほとんど寝たきりだったため、生活用品はあまりなく、

衣類があるくらいで大物は車いすの2台くらいです。

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これらの車いす、最初は施設に入所して間もなく、

座るタイプの一般的な車いすが必要で用意しました。

その後、容体が変化し、横になれる車いすに

乗り換える必要ができ、用意しました。

これら2台の車いすは、持ち帰っても途方に暮れるので、

施設長にご相談すると、

施設で利用してくださると言う事でしたので、

オムツなどの消耗品と共に

そのまま、置いて行かせてもらうことにしました。

片付け終わった部屋を見渡し

母は本当にもう居ないんだなぁと改めて思い知りました。

最後の写真は、母の部屋から見える景色です。

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施設長をはじめお世話下さった皆様、

本当にありがとうございました。

最後までお読みくださった皆様もありがとうございました。

今日は、とても個人的なお話です。

昨年に引き続き、今年も年の初めにこんな話を

しなければならないことになってしまい痛く恐縮なのですが、

昨年の年もいよいよ押し詰まった26日の早朝、

母が亡くなりました。80年の生涯でした。

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母のコトは、これまでもこちらのブログに時折書いてきましたが、

2007年の2月に小脳出血で倒れてからの10年、

9度の入退院を繰り返し、特に後半の5年間は

娘の都合で有料老人ホームでの生活を余儀なくされ、

3年程前には要介護5の寝たきり生活になっておりました。

施設を訪ねてもとんぼ返りで取り付く島もなく、

いつも、忙しい忙しいと冷たい娘を産んでしまったことを

施設のベットで悔やんでいたことでしょう。

そんな中でも、施設のケアマネージャーさんが

とても当たりの柔らかいやさしい方で、母がとても信頼し、

気に入ってくれていたことが、せめてもの救いです。

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母とは、母がまだ元気だった頃、手が焼ける父の面倒は、

母でないと無理だから、父より長生きしてくれないと・・・

と、よく話していたので、その約束を守り1年近く頑張って、

そろそろいいかなぁと旅立って行ったのではと思っています。

沢山の愛情をかけて育ててもらったにも拘らず、

親孝行の一つも出来なかった不出来な娘でしたが、

この世に招いてくれたこと、本当に感謝しております。

ありがとうございました。

今週末は、この冬一番の寒気がやって来るそうですので、

どうぞ体調を崩さぬよう、暖かくしてお過ごし下さい。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

昨日は、遅い午後から母の入所しております施設まで

衣替えのために行って参りました。

先週の日曜日は、大阪へ向かう途中に母の体調が思わしくなく、

救急で病院へ連れて行くのでと連絡をもらっていたため、

不安な気持ちで新幹線に乗っていたのですが、

程なく回復して、入院することなく、施設へと戻ったとの

報告を受け、ひと安心をしていました。

しかし、その具合は気になって居りましたので、

会ってみた様子では、意外と意識がクリアでしっかりとして、

落ち着いているように感じられ、ほっと致しました。

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まあ、本当に親不孝な娘で、

実は、今回の訪問が今年初めての訪問でした。

と言うことで、まだ伝えていない

父の死を伝えなければなりませんでした。

到着して、まず最初にそのことを話ましたところ、

母は、受け入れ難く、信じられない。

と、しばらくの間、悲嘆に暮れている様子で、

共に涙を流すことしかできませんでした。

いつも父の訪問を喜んでいないように見えた母でしたが、

夫婦のことは本人たちにしか分からないものだと、

つくづく娘は思い知らされることとなりました。

もっと早く、知らせてあげなければならなかったと、

遅きに失した感は免れませんが、謝るよりほかありません。

昨日は東京で桜の開花が宣言されましたが、

今年の春は母が入所して丸4年、5度目の春です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。