今日は床材のグレードや貼り方についてご紹介したいと思います。

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先日ご紹介をしました桜(チェリー)の床材は、

輸入品のラスティックグレードの材で、

赤身、白太、節部分を加工場でランダムに継ぎ合せ、

一定の長さの板状にした定尺の床材です。

今回は寸法精度が比較的良く、施工性も良好で、

豊かな表情は、クライアントさんにも

たいへん気に入っていただいています。

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こちらは同様のラスティックグレードのナラの床材です。

接ぎ目のない、長さがまちまちの材で乱尺と呼び、

大工が杢目や加工の具合(巾や厚さ実の具合等々)をみて

貼ります。そのため定尺のモノに比べると手間がかかり、

仕上がり具合に腕の差が出やすいのですが、

リズミカルで表情豊かに仕上がります。

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また、ナチュラルグレードは、白太や節が少なく

大人しい杢目の部分のみの床材を言います。

そのため仕上がりは、とても落ち着いたやさしい表情になります。

下の写真は、床材として、世界中で最も多く使用されていると言う

オーク材のナチュラルグレードで継ぎ目のない定尺の1枚物です。

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また、最近ご要望が多くなっている床の貼り方に

ヘリンボーン貼りと言う貼り方があります。

45センチ程度の短い材を斜めにずらしながら貼る方法で、

この貼り方、1年の中で気温差、湿度差が大きい日本では、

暴れが出やすいということがあり、

少々段差が出ても問題ない土足使用でない場合には、

寸法安定性の高い材を使用することがおすすめです。

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ひと口に無垢の床材と言いましても様々です。

お好みはどんな感じでしょうか。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今日は境界線のことについてです。

原則土地は境界線によって区画管理されています。

しかし、古くから代々受け継がれてきた土地などでは、

まだまだこの境界線が整理されていない場合も多くあります。

ただし、建築の敷地としましては、

敷地境界線を明示する必要があり、

中でも、隣地境界線と道路境界線を区別しています。

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『バイクガレージのある家』の場合の道路境界線は、

写真のコーンが立っているU字溝の右端になります。

しかし、この道路の道路幅が4Mに満たないために、

建物を建てる際には、将来道路幅を4Mに拡幅出来るように

道路後退が必要になります。

写真U字溝に平行するように設けられたラインが

この道路の後退位置を示しています。

道路後退とは、後退した部分を建築の計画敷地に

含むことができないため、

後退部分の面積は敷地面積に算入することはできません。

また建築物や工作物を建てることもできません。

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道路以外の隣りの敷地との境界線は隣地境界線と呼び、

今回は隣地境界線に沿ってブロックを積み

少し背の高い木製のフェンスを設けています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

平成26年度補正予算において

「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」

に盛り込まれました対策のひとつとして、

『省エネ住宅に関するポイント制度』の実施が

平成26年12月27日に閣議決定されました。

そこで、平成27年1月19日今週の月曜日より

全国47都道府県で説明会が始まりまして、

今日は神奈川県民ホールに於きまして、

その説明会が開催されましたので聞きに行って来ました。

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制度概要は、前回の住宅版エコポイントに準じた内容です。

新築工事では、自ら居住する住宅が対象ですが、

リフォーム工事では全ての住宅が対象になります。

そして、発行ポイントは新築・リフォーム共に30万ポイント。

*リフォームで耐震改修を含む場合には上限45万ポイント

契約日:平成26年12月27日以降のもの

*既存契約の変更契約を含みますので、

平成26年12月27日以前の契約であっても

着工前のものに関しましては、変更契約を行うことで対象になります。

工事着手:平成26年12月27日~平成28年3月31日

工事完了:予算成立日以降(恐らく2月中旬以降になる)

ポイント発行申請の期限:予算の執行状況に応じて公表

*遅くとも平成27年11月30日までには締切られます。

etc.

約1時間の概要説明の後に、1時間強の質疑時間があり、

様々な質問に適切に答えて下さり、よく理解できました。

ただ中には「詳細、詰めているところです」といった回答もあり、

今後、スムーズに進むことを希望します。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。