昨日は、赤羽にある衛生陶器メーカーのアサヒ陶衛さんへ

便器を見せて頂きに行ったことを書きましたが、

午後からは更に北の大宮まで行きまして、

CASBEE評価員更新講習会を受講して来ました。

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評価員の登録をしてから早いもので5年が経ちました。

*その時の様子はこちらです。

CASBEE評価員の登録は、有効期限が5年です。

更新には手続きが必要で、その一つが今回の講習会でした。

油断をしていまして東京会場は早々に定員に達してしまい、

神奈川県内の会場はなく、埼玉の大宮会場になりました。

講習会の内容は、CASBEEの最新動向と関連情報について

約2時間の講義と1時間で修了考査とその解説でした。

昨年、省エネルギー基準が改正されたことにより

CASBEEの省エネルギー基準も見直しが行われましたので、

この辺りのことが中心でした。

CASBEEとは、建築環境総合性能評価システムのことで、

建築物の環境性能を総合的に評価するツールです。

そのため、ツールとしてどなたでも利用することが可能ですが、

公的な場面では、第3者による評価が求められることもあり、

そう言った場合に登録の評価員が評価を行うことになります。

実際には、評価員として何かをするというよりは、

CASBEEというツールを理解し、住宅の環境性能の向上に

役立てられることが主目的になります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

今朝は冷たい風が吹きすさぶ中、もしかすると、

今回が初めてかもしれない赤羽駅に降り立ちました。

私の生活圏は狭く、ほぼ北限が池袋でして、

時折り埼玉スタジアムやさいたまスーパーアリーナまで

行くことはありますが、この時はほとんどが車で出かけるので、

その途中、赤羽辺りは馴染みが薄いところです。

2014-12-17 12.25.41

そんな赤羽へ何のために出掛けたかと申しますと

現在、日本の衛生陶器を製造しているメーカーは4社しかなく、

そのうちの1社である、アサヒ衛陶株式会社の東京支店にお邪魔して

便器を見せて頂けるとのことで行って来ました。

美術大学の学生の頃、課題で便器を製作してしまうくらい、

便器のフォルムには魅力を感じておりまして、

仕事でTOTO、LIXIL製の便器に親しんでおりますが、

アサヒ衛陶さんは、今回が初めてで楽しみにしていました。

アサヒ衛陶さんは、創業300年の老舗陶器メーカーで

創業時には瓦を製造していたそうですが、

昭和になって衛生陶器の製造を始めたそうです。

それでも既に90年ほどの歴史があります。

ショールームでは、陶器メーカーさんとしての技術力の高さを

見せて頂き、とてもいい機会になりました。

夢中になって見ていたもので、すっかり写真を撮り忘れてしまい、

その様子をご紹介できないことが残念です。

ご案内くださった和田さん、小泉さん、

ご一緒してくださった森安さん、前田さん

お時間を取っていただきまして、ありがとうございました。

そして最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今年もジャパンホームショーへ行って来ました。

午前中の打合せを終えてから出掛けましたので、

滞在時間は4時間ちょっとでしたが、有意義な時間になりました。

中でも左官職人さんの実演に釘付けになりました。

それは、写真では見分けがつかないほどの杢目を

左官コテのみで仕上げる技です。

まずは、実演用ベースの金ゴテ押エに刷毛目を入れます。

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さっと刷毛目をつけたら小さなコテで杢目を刻み始めます。

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下書きもないところへ迷いなく、次々と杢目が刻まれていきます。

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途中向きを変えたりしながら、なめらかにコテが進みます。

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コテ一本で、本物よりも本物らしく杢目が現れます。

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全体に刻み終わると最後に大きなコテで頭を押えます。

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そして、刷毛で払って完成です。

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いろいろな杢目のバリエーションがあるようでしたので、

お訊ねすると、特に樹種は意識せずに描いているとのこと。

実際には在りえないモノを造れるところも面白いと仰っていました。

私なども図面に杢目を書くことがあるのですが、

バリエーションがなく、いつも同じパターンになりますので、

ホントに凄いと思いました。

お父様も左官職人でその姿を見て育ったとのことでしたので、

是非、次世代にも伝えて欲しいとお願いして参りました。

今週もお読みいただきまして、ありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。