昨日に続いて、今日も映画鑑賞のお話です。

今回は一昨日の日曜日に観て来たばかりの映画です。

向かった映画館「横浜シネマリン」は、伊勢佐木町にあります。

日曜日の最終回の上映は、一律1,000円ということもあり、

座席数102席の小さな映画館ですが、

沢山の人でにぎわっていました。

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そこで観たのは、エイミー・ワインハウスの

ドキュメンタリー映画『AMY』です。

イギリス生まれのエイミー・ワインハウスは、

2011年7月に27歳の若さで急逝した天才シンガーです。

「わたしは、ただ歌いたいだけ。」

だったにもかかわらず、歌えば歌うほど、

世間が騒ぎ、心の闇は広がり、

歌うこと以外のことに時間を割かれ、

最後は歌うことさえ止めざるを得なくなっていく・・・

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映画の中で憧れのトニー・ベネットと

デュエットしている際の彼女は、無垢な様子で

もっともっと作品を残して欲しかったと心から思いました。

才能のある人が、必ずしも

強靭な精神を持っているとは限りません。

市井の人々もマスコミも、度を超えて、

貴重な才能を浪費させてしまわないように

その才能を見守っていかなければと思いました。

日曜日の夜に映画を観て食事をして帰るだけですが、

いい気分転換になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』を観ました。

鑑賞後2週間ほど時間が経ってしまっているのですが、

今日はこの映画の感想です。

パコ・デ・ルシアは、2014年66歳で急逝した

スペインが誇る天才フラメンコギタリストです。

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この映画は、実の息子さんの

クーロ・サンチェスが監督したドキュメンタリーで、

パコ・デ・ルシアの語りを軸に話は展開していきます。

私が知ったときにはすでに偉大なるギタリストだった

彼が、伝統的なフラメンコに革命を起こし、

世界中の音楽ファンを魅了したと言われる一方で、

フラメンコの伝統を守る人々からは、批判を受け、

それでも、頑ななまでの完璧主義ぶりと

狂気に近い音楽探求への執念で最後は、

批判をしていた人々をも魅了する。

そんな天才が故の苦悩に触れることができます。

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日本で知られているフラメンコは、バイレ(踊り手)が中心で、

カンテ(歌い手)、ギターは伴奏といった印象が強いですが、

実際は、踊り、歌、ギターが三位一体となったものです。

中でもコンパスの正確性を一番重視しするのが、ギターで、

完璧主義のパコは特に正確なコンパスを要求したそうです。

映画の中でバイラオール(男性の踊り手)が、

パコにメトロノームを使って

正確なサパティアード(靴音)を練習するようにと言われ、

その成果をパコに認めて貰えた時の喜びを語っていました。

その誇らしげな様子からも

パコ・デ・ルシアの偉大さが伝わってきました。

*文中に写真は映画館に貼られていた

この映画に関する記事の切り抜きです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、少し時間が経ってしましましたが、

7月に行ったLIVEのことです。

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一つは、Billboard Live Tokyoで行われました

『Eddi Reader』の2ndステージです。

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今回は、この回が最終公演ということもあったのでしょうか

なんだかとっても気分が良さそうで、

隣でギターを弾くご主人ともとても楽しげな様子に、

聴いているこちら側も楽しい気分にさせてもらいました。

また、今回はドラムスありの編成でしたので、

音的にも前回よりも一層好みの音がしていました。

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もう一つの公演は、LIQUIDROOM EBISUにて

行われました『LEE PERRY』の祝賀パーティーです。

レゲエ界のレジェンドが今年生誕80年ということで、

この日、1夜限りのLIVEが行われました。

リー・ペリーのお元気なことにも驚かされましたが、

とにかく、バンドが素晴らしい音を奏でていて、

たいへん驚かされました。

レゲエってこんなにかっこいい音楽だったとは

今まで思っていなかったかもしれません。

素晴らしい音楽に包まれ、思いっきり踊って、

翌朝は、体が痛くて大変でした。

お二人とも、これからも歌い続けてくれることを切に願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。