先週、滋賀へ工場見学へ行った際に、お隣の京都で、

暫し観光をさせていただきました。

修学旅行でも京都へ来ていない田中も同行していましたので、

先ずは、清水寺へ。

道中のまち並みは、京都の雰囲気を味わうことが出来ました。

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ちょうど、修学旅行シーズンのため、清水寺が近づくにつれ、

揉みくちゃにされながら、到着です。

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今回改めて、写真左から右へ舞台がだいぶ傾斜していることを

体感し、結構な恐怖心を覚えました。

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また、舞台の下へ回ってみますと、

緑のモミジと、丁寧に組まれた木組が、とても美しく見え、

下からの景色も中々良いものであることを知りました。

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そして、周辺の石積は「良くぞこれだけ積みました」

という位に高く、ギッシリと緻密に積まれていて、

この辺りが、大変な傾斜地であることを感じさせてくれました。

昨日は、滋賀県にあるエネファームのPanasonic工場へ

工場見学へ行ってきましたことを書きましたが、

移動は、京都経由で新幹線を利用しました。

京都へは久しぶりで、駅が新しくなってからは初めてでした。

今回案内をしてくださった東京ガスの営業の方に、

「京都駅には、0番線があるってご存知ですか?」と言われ、

歩いていきますと、0番線のプラットホームが見えてきました。

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この景色は、たいへん印象的でした。

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こちらのエントランスも、空間が贅沢に使われています。

これが京都の景観を投げ打ってでも造りたかった建物でしたか。

この挑戦的な建物は京都ではない、

このスケール感を必要としているどこかで、

実現させることは出来なかったのだろうかと、

少々恨めしく思う気持ちを、拭いきれませんでした。

山はまだ、桜の絨毯がきれいです。

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今から少し前のまだ寒い頃のことです。

地下鉄日比谷線の神谷町駅を降りて、

飯倉の交差点へ向かって歩いていました。

すると前方に、何やら異様なエネルギーを発する、

黒い塊が見えて来ました。

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段々と近づくに従って、どうやらそれが、

間違いなく建築物であることが判明します。

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それは白井晟一さんが設計されたノアビル(1974年)でした。

白井晟一さんはこの業界で、好きな建築家に

名前をあげる方がとても多い建築家です。

初めて、実物を拝見しました。

建物の足元に立ってみました所、

正直、この建物の中へ足を踏み入れたいとは思えませんでした。

入ったら2度と出て来られないような恐怖心に襲われます。

テナント募集と看板が出ていましたが、理解できる気がしました。

ただここまで、圧倒的な威圧感を発している建物は

他にはそうないような気がしますので、

この建物に相応しい用途が見つかれば良いのにと思うのでした。