日曜の夜、現役最高齢、89歳のヴァイオリニスト

イブリー・ギトリス氏のリサイタルへ行ってきました。

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場所は、上野の東京文化会館、小ホールでした。

以前、このブログで大ホールをご紹介致しましたが、

小ホールへは、今回初めて入りました。

近年には見られない空間の取り方で、

大ホールとはまた一味違う落ち着きがあり、

とても独特な雰囲気のホールでした。

特に、照明の配置が気に入りました。

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また、演奏も、その最初の1音から、独特のものでした。

共演のピアニスト、ヴァハン・マルディロシアン氏との息もピッタリで

来年は90歳、さすがに登場の際、歩くその姿は、

少しお年を召していらっしゃることを感じましたが、

演奏を始めてしまいましたら、それを感じさせることなく、

単に年を取ったのではなく、歳を重ねて来られた方の

奥行きの深さと、ゆるみが、それは素晴らしく、響きました。

この機会を得られたことは、とても幸せなことだったと思います。

昨日は、久しぶりに上野の東京文化会館へ

アメリカン・バレエ・シアターの「ドン・キホーテ」を観に行きました。

小学生の頃、初めてバレエを観たのがこのホールで、

ホワイエできれいに着飾った大人たちが、歓談する姿を見て、

その華やかさにドキドキしたことを覚えています。

ちょうど、夏休みに入ったこともあるのでしょうか、

小学生くらいのお子さんの姿が多く見られ思い出しました。

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そんな東京文化会館も、今年、50周年を迎えるそうです。

マチネだったこともあり、休憩時間をホワイエで過ごすしていますと

外部とのつながり感を強く意識した造りであることに気づき、

最近ではこのような造りのホールは少ないような気がします。

また、いい意味で、西洋建築に日本文化が融合していて、

とてもいい空間が演出されています。

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この独特の雰囲気を持つ音楽堂は前川國男さんの設計です。

昨日は、料理研究家、ホルトハウス房子さんのお店

「ハウス オブ フレーバーズ」の建築について触れましたが、

その際、お店の方のご好意で、

母屋の日本庭園も見学させていただきましたので、

今日は、そのお庭について書きたいと思います。

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斜面地を活かしたお庭の中腹には、東屋があります。

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そして、母屋の脇にあるテラスには、椅子が設えてあり、

斜面に広がるお庭全体を眺めることが出来るようになっています。

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そのテラスからは、石積みの階段が上へと伸びていて、

そこを登りきると、展望台のようになっていました。

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とても自然な感じでありながら、

細部に至るまで、丁寧な仕事がされているお庭は、

散策していて、とてもワクワクするものでした。

見学をさせて下さったことに、心より感謝いたして居ります。

ありがとうございました。