先日、みなとみらいまで行きましたので、

今年のツリーとイルミネーションのご紹介です。

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今年のランドマークプラザは、クリスマス・イブの夜、

少女クララとくるみ割り人形が出会う

シュタールバウム家の大広間をイメージしたクリスマスツリー。

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大きなくるみ割り人形やオーナメントが置かれているのは、

クララが夢の中で小さくなった感覚を体感するため。

落ち着きのある素敵なツリーです。

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一方、クイーンズスクエアのクリスマスツリーは、

映画『君と100回目の恋』の公開記念でタイアップしており、

ツリーは、海中をイメージしたもので、夕刻から1日6回、

約6分半のショーが行われています。

通りかかったタイミングがショーの開始5分前と

ちょうどよく、見ることが出来ました。

キラキラと変化するライティングがきれいでした。

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最後は屋外のイルミネーション。

真っ赤な観覧車とブルーの対比がきれいで、

恋人たちの姿が絵になります。

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早いもので、今年も残すところ2週間となりました。

今朝の天気予報で週末は、大掃除日和と伝えていました。

どうぞ、良い週末をお過ごしください。

先週の土曜日は、木の建築フォラムの研究集会

熊本地震にみる木造住宅の被害

「私は見た そして 私は云いたい」へ行ってきました。

会場は、写真の東京大学農学部内

アネックスセイホクギャラリーでした。

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熊本地震から8か月、前震直後から熊本にて、

木造関係者達が、それぞれの立場で、

見て、感じて、考えたことを語ってくれました。

最初に国立研究開発法人 建築研究所の

槌本敬大さんによる基調講演

「2016年熊本地震における実体験と木造被害の分析」

たくさんの現地写真を使い、全体像について話されました。

その後、6人のパネリストによる見て云いたいへ。

熊本城の城下町にお住いだった建築士 宮野佳輔さんは、

本震でご自宅が倒壊、被災地の生の声を聞かせてくれました。

現地では、木造住宅への信頼低下が激しく、

今後の信頼回復が課題となっているようです。

日頃、耐震診断、耐震補強に力を入れておられ、

各被災地を歩いて来られている金井工務店 金井義雄さんは、

効果のある耐震補強を広めるためにはどうすべきか

これからへの問題点を上げて下さいました。

熊本大学が被災してしまったことから、現地調査を行った

大分大学工学部 准教授 田中 圭さんは、これまでに

2,340棟の分析対象建物の調査を行っており、

現在も継続中とのことですが、2000年の

基準法の改正以降に建てられた建物で全壊と診断された建物は、

6%と引く抑えられているとの報告がありました。

耐震のスペシャリスト工学院大学名誉教授 宮澤健二さんは、

具体的な問題点を事例を上げながら解説してくださいました。

現行基準法の問題点や改善点についても触れておられました。

最後の東京都市大学 教授の大橋好光さんは、まず

震度は、1996年(阪神・淡路大震災の翌年)に改正されたので、

阪神・淡路大震災の震度7と熊本地震の震度7は

同じでないということをから、現代の木造住宅の耐震性能を

どのように考えていくかといった話までされていました。

各人のお話の後には、ディスカッションも行われ、

様々な立場からそれぞれの意見があるということが、

とても興味深く、4時間があっという間に感じられる会でした。

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

今日も引き続き、逗子で行っておりました

長期優良化リフォーム工事のご紹介をいたします。

既にご紹介をさせていただきました1階部分は、

耐震補強と断熱改修のため既存分部をほとんど解体し

新しくしましたので、壁は塗装で仕上げることにしました。

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色は、お手持ちの白い収納家具のお色が、

時間の経過と共に紫外線により変化しておりましたので、

そこだけ古さが出てしまわないように

壁の色を家具の色に近いお色で選びました。

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家具の色と塗料の色見本を比較している写真です。

全体が落ち着いたアンティークな雰囲気に仕上がりました。

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2階は、部分的な耐震補強とガラスの交換でしたので、

壁の仕上げはクロスの貼替えと言うことで、

普通では面白くないからと選ばれたクロスは、

一部屋が、シノワズリーの雰囲気のクロスです。

ちょっとリゾート感がでました。

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もう一部屋は、アーツアンドクラフツ運動の中心的デザイナー

ウィリアム・モリスのお弟子さんデザインのクロスです。

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このクロスをアクセントとして1面に貼り、それ以外は、

スモーキーなブルーグレーで全体を明るくしています。

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一部の壁には新たに左側からパソコンデスク、

中央部分にTV台、引出しの付いたCDとDVD棚、

右側に絵を描くためのデスクと可動棚を設けています。

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構造上、無理をせず、柱を1本残しましたが、

既存の枠と同じお色で塗装することで調和がとれました。

今回の長期優良化リフォーム工事、

外部の工事がまだ残っております。

年内には完成させるよう現在進めているところですので、

続きは、完成後にまたご紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も昨日に引き続きまして、

逗子の長期優良化リフォーム工事の内部をご紹介いたします。

リフォームをする前の玄関は、

とても開放的な吹き抜けのある素敵な空間でした。

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30年近く前の分譲住宅では、家の印象向上を狙い、

玄関がこのような間取りの家が多く建てられました。

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しかし、この間取りは、生活をする上で、

玄関から侵入する外気や土間の冷気を

吹抜けを通じて1階の廊下、階段、2階の廊下へと、

生き渡らせてしまうことが原因で、冬とても寒くなります。

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そこで断熱改修では、玄関の吹抜けをなくし、

扉を設け、玄関を仕切ることにしました。

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これまで吹抜けだった部分は、書棚コーナーにしました。

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以前は吹抜けにあって開けられなかった北側の窓を

開閉できる断熱性能の高い窓へ交換しました。

北側の安定した明かるさのこのスペースで、

愛猫と一緒に読書を楽しんでいただけたらと思います。

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夜の灯りでは、こんな雰囲気です。

1階の廊下部分に床暖房を設置しましたので、

夜間、トイレへ行く際も寒さに凍えることはなく、安心です。

次回は個室をご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

逗子で進めて参りました長期優良住宅化リフォーム工事は、

全面的なリフォーム工事でしたので、クライアントご家族には、

工事期間中、仮住いへ移転していただいておりました。

天候の影響などで外部工事に遅れが出ておりまして、

内部工事を先行で完了させることで、

本日、お引越しをしていただくことが出来ました。

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内部を少しご紹介いたします。

以前は、リビングの隣に引違いのガラス戸で仕切られた

和室がありましたが、垂れ壁をなくし、ひと間続きにしました。

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一部、壁を残しましたのは、耐震補強のためと

お手持ちの収納棚やミラーの取付などに必要なためです。

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壁は残りましたが、和室の窓の高さを

リビングと同じ高さに揃え、ミラーを取り付けたたことで、

十分な広がりが感じられる空間になりました。

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独立タイプのキッチンは、突き当りに

換気ができる勝手口を設けた機能的な造りです。

左は今日の午前中、右は昨日の夜、撮影したものです。

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勝手口の手前には、パントリースペースも有ります。

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システムキッチンの反対側には、

奥から薄型のカウンター付き食器棚、

その手前は、電子レンジが収まるように奥行きが深い、

家電収納棚、更に手前には、通り歩きの際に

リモコンやスイッチが邪魔にならないように

ニッチを設け、これらを納めています。

今回のリフォームにつきましては、

少しずつご紹介できればと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。