今日は、朝から3層吹抜けのある家の完了検査でした。

10時半の予定でしたが、検査員さんが早めに来ることを想定し

10時には現場へ到着していようと出掛けたのですが、

到着すると既にエレベーターの検査は終わっていました。

到着早々、合格をいただきました。

IMG_5195

気を取り直して、建物の検査です。

写真は非常用進入口の確認をしているところです。

3階建ての場合には3階の道路に面した窓を

非常時に消防隊員が侵入することを想定し、

定められた大きさの窓を設けておく必要があるためです。

IMG_5200

おかげ様で無事、指摘事項もなく検査は終了しました。

午後からは、リフォームの現場へ行きまして、

床のレベルを確認し、今後の方針を決めました。

IMG_5203

リフォーム工事の場合、比較的新しい建物の場合には、

いろいろな造り方をしていて、その意図を読み解くことが

難しいことが多く、今回も謎の部分がありました。

まだまだ、学ぶべきことが山積みであると感じます。

寒さが深まる10月最後の週末、

どうぞ体調を崩したりしませぬよう、お過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

昨日は、現在工事中のリフォームの現場へ

給排水設備配管の打ち合わせに行ってきました。

IMG_5125

電気設備配線を先週中に終え、

ガス設備配管につきましても

今週月曜日に打ち合わせをしまして、

既に配管工事が終わっていました。

今回は、給湯式の床暖房のための配管があり、

熱源機から沢山の配管が出ています。

IMG_5124

リフォーム工事の場合には、これらの配管を

既存の基礎に穴をあけることなく通せるように

ルートを確保する必要があります。

IMG_5127

それは、給排水の配管につきましても同様で、

なるべく既存部分を温存しながら工事を進める方法を

検討しています。

1時間程の打ち合わせの間、

1階の床下部分の配管につきましては、

原則、既存配管を撤去して、新設することもあり、

テンポよく方針が決まりましたが、

2階の排水管をどのように処理することが最善か、

結局、最後まで頭を悩ませることになりました。

IMG_5145

そのため2枚の写真の間には、

約1時間の時間の経過があるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今月中に建物が完成予定の3層吹抜けのある家です。

工期の後半に1ヶ月近く雨が降り続いたことで、

中々足場を外す事が出来ずにいたのですが、

ここへ来てお天気に恵まれ、無事足場が外れました。

IMG_6992

外部では木製バルコニーの工事が始まっています。

IMG_6993

内部では壁の仕上げ塗装が行われています。

最初に石こうボードの継ぎ目やビスの頭などを

パテによって埋め表面が平滑になるように処理したところに

下塗り材を塗布し、その上に上塗り材を2回重ねます。

一般的な塗料の場合には、部分補修が可能なのですが、

今回の材料は、部分補修ができないため、

中々手強いようです。

IMG_6987

今日は、ほぼ塗り終え、木部の養生を外しており、

追っかけ補修が必要な箇所を点検します。

点検は、朝の光、昼の光、夕方の光、照明の明かり、

その時間帯によって、光の角度も色も違い、

その時々で見えたり見えなかったりするため、

注意が必要です。

そして、今日は鳥取県で震度6弱の地震が観測され、

瓦が落下するなど建物への被害も出ているようで心配です。

南関東も注意が必要と言われているようですので、

週末は、災害への備えを確認しようかと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

10月に入ってすぐの頃でしたので、すでに2週間程前ですが、

タンクレスの便器でお馴染みのLIXILの営業さんが、

この秋から新しくなった便器のきれい機能を

デモで見せに事務所へ来てくれました。

便器好きのために仕入先の前田さんが

機会を設けてくれました。ありがとうございます。

IMG_6943

新しくなったきれい機能とは、典型的な便器の汚れ、

汚物汚れ、水垢汚れ、傷汚れ、細菌汚れの内、

従来の陶器では防ぐ事が出来なかった

汚物汚れ、水垢汚れを防ぐ事が出来るもので、

陶器表面がアクアセラミックという特殊な構造になっていて、

効果が100年続くと説明がありました。

これまでLIXILの便器には、プロガードという、

陶器の表面をコーティングすることで

汚れを付着しにくくする機能があったのですが、

この効果は15年程と言われており、

その後は、再コーティングが必要で、

その効果は5年程しかもたないとのことでした。

IMG_6944従来の便器(プロガードしていない)とアクアセラミックを

汚物を想定した油汚れの中へつけて置き、

引き上げた時の違いが上の写真です。

触らせていただきましたが、確かに全然違いました。

アクアセラミックの方は、キュキュットしているのに、

従来のものは、ヌルットしていました。

アクアセラミックの表面は水になじみやすい“超親水性”で

陶器表面に付着した汚物汚れの下に入り込み、

汚れを浮かし、水の力で流れるようにするとのことです。

この効果が100年続くとお掃除がずいぶん楽になりそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

先週末は、横浜市建築局と建築士会が主催の

地域材を知ろう!生産者から見る地域材の活用と可能性

の講習会へ参加してきました。

IMG_4915

最初にお話をされたのは、

吉岡木材株式会社の専務取締役吉岡幹敏さん。

厚木市飯山で製材業をされていて、

神奈川県産材(スギ・ヒノキ)を山から直接丸太で仕入れ、

受注生産にて寸法対応をしているそうです。

乾燥方法が天然乾燥のため、

構造材の納期は半年以上必要とのことでした。

県産材の状況についてのお話しの中で、

認証生産者の登録は開始時の15社から31社へと倍増し、

原木取扱量も2,930m3から5,280m3へと増加しており、

製材強度は、スギ・ヒノキともにJAS基準強度と同等以上の

高い強度を持つことが実験結果より分かっているそうです。

2番目にお話しされたのは、

株式会社市川屋 常務取締役 市川 寛さん。

厚木市七沢にプレカット工場を持ち、

製材する丸太の90%以上が神奈川県産材ということで、

今後は、公共事業での木材利用に対応できるように

大断面集成材の加工も出来るようにと考えているとのことでした。

3番目は、株式会社浅岡装飾 代表取締役 浅岡新二さん。

内装業を営んでおられ、

横浜市南区総合庁舎の木質化整備工事で、

神奈川県産材を活用した工事を実際に行い、

その際の経験談をお話してくれました。

写真は、実際に使用した神奈川県産材の内装材です。

最後は、NPO法人道志・森づくりネットワーク理事の

佐藤光男さんより山林所有者の立場から見た

森林資源の実態についてのお話でした。

葉山の森林もこのまま放置されると20年後、30年後には、

枯れ木だらけになってしまう恐れがあると言われています。

葉山の海のきれいな水質や澄んだ空気は、

これら森林によってもたらされているものに違いありません。

国土の7割が森林という日本が、今後、いかに

生きた森と共に暮らしついでいくのか、真剣に

取り組まなければならない時が来ているような気がします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。