通常、新たに購入した土地に、家を新築される場合には

なるべく土地を寝かせておく期間を短くするように

設計をさせていただくことになります。

しかし今回は、クライアントさん自ら、

「焦らずにジックリと進めたい」とのご希望もあって、

やや、ゆっくりと進んでいます。

先週末には、これまでにご提案させていただいたプランを持って、

現地でシュミレーションを行いました。

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隣地の建物との関係や、太陽の動きはもとより、

部屋の広さや配置、動線、車の停め方まで

それぞれのプランの場合を当てはめてみます。

そうする内に、建物の形状が固まってきました。

お天気も良く、とても穏やかな日でしたので、

有意義な打合せになりました。

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息子さんもすっかりピクニック気分を満喫してくれていたようです。

現在計画中の新築住宅は、既存の建物を解体しての建替えです。

そのため、古い建物の解体から行います。

今日は、解体工事の最終日ということで、

状況確認のため現地へ行ってきました。

すると敷地の隅に忘れ物が在ることが判明し、

再度重機の出番となりました。

敷地と道路に1m程の段差があるので出入りが大変です。

どの位大変かは写真でお伝えしたいと思います。

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降りるときはアームを固定して、重力に逆らわずに無事到着。

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敷地を隅まで移動します。撤去が終わると逆回転です。

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ガラの山を登ります。

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ほぼ浮いています。アームだけが頼りです。

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怖がりの私はハラハラし通しでしたが無事登頂。

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あとはガラをトラックへと積み込んだら終了です。

御疲れ様です。慎重な作業、ありがとうございました。

葉山のまちを散歩していますと、

家の外観に木を使用しているお宅がとても多いことに気づきます。

外壁に板を張る仕上げでしたり、木製のバルコニーやデッキ、

木製のフェンスもよく見かけます。

最近ではラティスフェンスのような洋風のものも多くなりましたが、

昔ながらの板塀も残っています。

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この写真の板塀もその一つです。

この板塀よく見るととても丁寧な仕事がしてあります。

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キャップになる笠木に板金を被せて雨が掛かりにくいようにと

加工してある部分と(写真左側)、斜めに加工して

水捌けを良くして腐りにくいようにしてある部分があります。

もちろん、土台部分にも、同様の斜め加工がしてあります。

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最近ではこのように質の良い仕事を見掛ける機会が

減ってきていますので、見つけるといい勉強になります。