葉山のまちを散歩していますと、

家の外観に木を使用しているお宅がとても多いことに気づきます。

外壁に板を張る仕上げでしたり、木製のバルコニーやデッキ、

木製のフェンスもよく見かけます。

最近ではラティスフェンスのような洋風のものも多くなりましたが、

昔ながらの板塀も残っています。

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この写真の板塀もその一つです。

この板塀よく見るととても丁寧な仕事がしてあります。

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キャップになる笠木に板金を被せて雨が掛かりにくいようにと

加工してある部分と(写真左側)、斜めに加工して

水捌けを良くして腐りにくいようにしてある部分があります。

もちろん、土台部分にも、同様の斜め加工がしてあります。

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最近ではこのように質の良い仕事を見掛ける機会が

減ってきていますので、見つけるといい勉強になります。

住宅版エコポイントの期間が延長になりましたが、

先日、断熱材のグラスウールを発注しましたところ、問屋さんより

「メーカーに在庫がなく、納期が判らない」との回答が来ました。

何故?と思いましてメーカーに確認しましたら、

エコポイントの影響で、断熱材の出荷量が多く、

生産が間に合わないとの答えが帰ってきました。

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そこで今回は、屋根と壁には同等品のロックウールを

使用するコトになりました。

 *住宅用ロックウールには石綿は含まれていませんし、

  人造の鉱物繊維であるロックウールは繊維径が太く、

  体内に吸入されにくいと言われています。

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床下にはノンフロンの押出法ポリスチレンフォームという

ボード系高性能の断熱材を使用しています。

夏は、少しでも涼しく、冬は床暖房だけで暖かく暮らせるように

屋根、壁、床下の断熱材を隙間なくシッカリ敷き詰めます。

随分と長い間、ピンク色が苦手でした。

苦手になった背景にはいろいろな要素がありましたが、

一級建築士の受験の際、設計製図試験の担当講師が

マーカーはピンクとグリーン以外はダメ!という先生でしたので

渋々ピンクのマーカーを使っていたことを覚えています。

理由を伺うと先生は、「だってピンク色を見ていると

元気が沸いてくるじゃない」と言っていました。

その時はそういう人も居るんだな~と思っていました。

2010_1001AB

ところが、いつの間にかピンク色に対する見方に

変化が現れ始めいています。

今日も、帰り道にピンク色に染まった雲を見て

とても暖かくて心に効くような気がすると感じました。

20年以上前ですが、色彩学の野村順一先生が、

年配の方の部屋はピンク色の壁にすると元気になるので

お薦めと仰っていたことが実感として

判るようになって来たという事でしょうか。