昨日の朝は、おとといの雪の影響で、

横浜横須賀道路が通行止めでした。

そのため、昨日から着工予定にしておりました改修工事の

現場へと向かうことを中止し、今日の朝一番で行ってきました。

道路は、すっかり回復していて、思いのほか軽快に走れました。

今回の工事は、2階部分に子世帯が同居するための

改修工事です。

伺うと、たくさんあった荷物はすっかり無くなり、

きれいに片づけられていました。ありがとうございます。

大変だったことと思います。

早速、壊す部分、残す部分を指示して、

クライアントさんにも最終確認をしていただき、

近隣にごあいさつ廻りをして、次の打合せへと向かいました。

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向かったのは、横浜の産業貿易センタービルです。

商工会議所の会議室で打合せでした。

その前に、以前クライアントさんに教えて頂いた

カレー屋さん「シタール」のランチにギリギリ間に合いました。

今日も、おいしくて、大変満足でした。

本当においしいものは、

気持ちを満たしてくれるそんな気がします。

先週末の土曜日は、大田区でリフォーム中の現場も

年内引き渡し予定で工事を進めていますので、

こちらの進捗状況を確認に行ってきました。

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今回の工事では、可能な限り断熱材を充てんしました。

おかげ様で、朝の気温が体感ですが、

今回改修していない部屋に比べて、

工事中の部屋は、少し温かく感じられるそうです。

工事が完了すれば、更に効果を

体感していただけるのではないかと期待しています。

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また、耐力壁も可能な限り追加しました。

写真は筋違いを設けたところです。

更に、筋違いが入れられない部分には、

合板も貼って補強をしています。

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この日はクライアントさんとの打ち合わせがあったのですが、

その最中に地震がありまして、

今回改修していない部屋にいたクライアントさんは、

揺れに気づき、工事中の部屋にいた私たちは、

揺れを感じられなかったということがありまして、

補強の効果を感じていただけたようです。

地震はうれしくないことではありますが、

今回は、良いタイミングで揺れてくれたと思います。

現場はまだまだすることが山積です。

何とか完成を目指して、段取りをしたいと思っております。

最近では、築30年前後の建物の改修工事を

ご依頼いただくことが多くあります。

そんな建物の中には、

構造的な問題を抱えている建物が少なくありません。

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現在改修工事中の建物も、古い図面を拝見する限りでは、

筋違いが入っているはずのところも、実際内壁を壊してみると、

換気扇を取付けるために切断されていたりして、

筋違いとしての機能しなくなっていることもあります。

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こちらは、収納を設けるために切断されてしまったもの。

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本来筋違いとは、上の写真のように入っているはずなのですが、

機能しそうな筋違いは2、3か所しか残っていません。

下の写真は、奥に増築を行った際に出入りのため、

筋違いを切断して、ドアを設けてしまったようです。

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今回のご依頼は、耐震補強がメインではなく、

暮らし心地を優先したいとのことでしたが、

さすがに、この状態を見てこのまま壁を塞ぐことはできません。

クライアントに相談をすると「内壁を壊して見なければ良かった」

などと、冗談まじりにお話されていましたが、

なるべくローコストで、必要壁量を確保する方法を検討中です。