またまた間があいてしまったのですが、今日は、

木造耐力壁ジャパンカップ決勝戦の対戦をご紹介いたします。

150

左の壁、東大xLIXILxキダテの『ITAMADO 2』

VS

右の壁、チーム匠 『矢来』

(アキュラホーム+東京大学木質材料研究室+篠原商店)

どちらも互角の熱~い戦いが繰り広げられました。

P8180091

写真のモニターは加力と変位を表しているのですが、

赤と青の曲線がほぼ同じラインを描いているところからも

その白熱した戦いぶりを見てとることができます。

P8180092

結果、右の壁 『矢来』 の土台が破断したところで、

左の壁 『ITAMADO 2』 のトーナメント優勝が決定しました。

161

破断した足元部分のアップです。

凄い数のビスが打たれていたことが判ります。

169

桁も割裂していたのですが、

こちらもビスでしっかりと固定されていました。

149

決勝で惜しくも敗れました 『矢来』 は、中央付近に縦格子を集め、

両サイドの柱との間に少しの空間を設けた壁でした。

148

一方のこの対戦に勝利した『ITAMADO 2』 は、

左右の柱側に添え柱を設け、中央部に開口を設けた壁と、

どちらも細部まで工夫を凝らした壁同士ということもあり、

この違いが勝敗にどのくらい影響を与えたのか、

興味深いところです。

* * *

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-7

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-6

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-5

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-4

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-3

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-2

第16回木造耐力壁ジャパンカップ-1

芸術の秋を楽しむ その3は、『音楽のある週末』

ということで、無伴奏ヴァイオリン・リサイタルへ行って来ました。

向かったのは、晴海トリトンスクエアにある、第一生命ホールです。

今回が初めてのホールでした。

内装はスッキリとシンプルな木質系で、

オーバル形状をしたホールは最新の音響設計を駆使し、

全767席という贅沢な座席は、神奈川県立音楽堂のように

前の席に膝が付いてしまうような事は無く、座席に座っていても、

人の通り歩きが可能な余裕がしっかりと確保されていました。

ただ、晴海トリトンスクエアというロケーションは

オフィスビル感が強く、ホールへと向かう道中が、

やや無味乾燥な造りなのが、ちょっとさみしく感じました。

005

NEMANJA  RADULOVICさんのコンサートには、

実は、去年もおととしも直前に行くことができなくなりまして、

泣く泣く、昨年は野上に、おととしは木童の西田さん

代わりに聴きに行ってもらっていました。そのため、今回は、

3度目の正直でやっと生の音を聴くことができました。

その、念願が叶って聴くことができたその演奏は、

とても若さあふれるエネルギッシュな演奏も良かったですが、

アンコールで、全ての照明を落とした暗闇の中、

マケドニアの伝統音楽を演奏してくれた際の、

そのやさしい調べの美しさが、とても印象に残りました。

ラドゥロヴィッチさんのヴァイオリンの弦から生まれる、

その巾のある響きを堪能することができて、

とても幸せな時間でした。

昨日は、午後からお休みをいただいて、

芸術の秋を楽しむ その2でフラメンコを堪能してきました。

ロシオ・モリーナ

3歳から踊り始め、17歳でマリア・パヘス舞踏団へ入団。

2010年には26歳でスペイン舞踏会最高の栄誉と言われている

「Premio Nacional de Danza2010(スペイン舞踏家賞)」

を受賞した、トップ若手バイラオーラのお一人です。

表現力豊かなしなやかな腕や

己の肉体を自在に操るその身体能力の高さ、

卓越したリズム感、そして、

グラスを効果的に使った演出の新鮮さ。

フラメンコと言うと土の匂いのするようなイメージもありますが、

この舞台は、洗練されたとてもセンスのいいフラメンコでした。

001

会場は、新宿文化センター。

お隣に新しいく新宿イーストサイドスクエアという

商業施設を含めたオフィスビルが完成していました。

013

ガラスがフラットに並べられているのではなく、

面を違えてあるので、光が当たるといろいろな方向に

反射して、キラキラとミラーボールのようです。

002

ビルの足元には、ちょっと変わった建物もあって、

目を引きました。