またまた間があいてしまったのですが、今日は、
木造耐力壁ジャパンカップ決勝戦の対戦をご紹介いたします。
左の壁、東大xLIXILxキダテの『ITAMADO 2』
VS
右の壁、チーム匠 『矢来』
(アキュラホーム+東京大学木質材料研究室+篠原商店)
どちらも互角の熱~い戦いが繰り広げられました。
写真のモニターは加力と変位を表しているのですが、
赤と青の曲線がほぼ同じラインを描いているところからも
その白熱した戦いぶりを見てとることができます。
結果、右の壁 『矢来』 の土台が破断したところで、
左の壁 『ITAMADO 2』 のトーナメント優勝が決定しました。
破断した足元部分のアップです。
凄い数のビスが打たれていたことが判ります。
桁も割裂していたのですが、
こちらもビスでしっかりと固定されていました。
決勝で惜しくも敗れました 『矢来』 は、中央付近に縦格子を集め、
両サイドの柱との間に少しの空間を設けた壁でした。
一方のこの対戦に勝利した『ITAMADO 2』 は、
左右の柱側に添え柱を設け、中央部に開口を設けた壁と、
どちらも細部まで工夫を凝らした壁同士ということもあり、
この違いが勝敗にどのくらい影響を与えたのか、
興味深いところです。
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