震災の以前から予定されていた、

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(BRB)の公演。

昨年英国ロイヤル・バレエ団を引退された吉田都さんが

ゲスト出演をされると言うことで、

チケットの入手が困難な人気公演でした。

その後、東日本で震災が起こります。

多くの公演が中止になったり、来日を延期している中、

BRBは、日本での公演を予定通り行うことにしてくれました。

更に、チャリティー公演を追加してくださいました。

お陰様でそのチケットを入手することが出来ましたので、

実はブログをお休みした17日に、

吉田都さんのタイターニヤを堪能しに行って居りました。

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写真は、当日の配役表とチャリティーカードです。

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こちらはチャリティーオークションで出品されていた

タイターニヤの衣装です。

この日、吉田都さんも同様の衣装を着て踊っていました。

それはそれは本当に繊細で、美しいものでした。

以前、吉田都さんは人生の格言を質問されて、

「ジンクスもラッキーチャームもいらない。

必要なものはチャレンジし続ける強さ」

と答えているのを拝見したことがあります。

その時はプリンシパルを長く続けている方の

迫力を感じたものですが、舞台を拝見して深く納得致しました。

日曜日、渋谷のBunkamuraオーチャードホールへ

マリア・パヘス舞踏団設立20周年記念公演となる、

世界初演の『ミラーダ』を観に行って来ました。

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フラメンコで使用する楽器は、

ギター(今回はヴァイオリンも)とカホンとカスタネットくらいで、

あとはすべて肉体によって表現をします。

今回の公演もまさに、圧倒的な人間力がほとばしっていました。

そして、フラメンコの世界観はシッカリと残したまま、

でも決して伝統に縛られてはいない、

自由さも併せ持った、今を感じる内容でした。

その素晴らしさは、舞台が暗転しても鳴り止まない拍手が、

証明していたように思います。

心にたっぷりと栄養補給ができた日曜日になりました。

昨年、山下まゆみさんから素敵な板絵をいただきました。

山下まゆみさんは松匠創美とご縁があり、

このブログで何度かご紹介させていただいている

日本画家です。

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杉板のうえを狛犬が色鮮やかに躍動している作品です。

作品タイトルは「青狛」

調べてみましたら、狛犬は魔よけの意味があるとのことですので

玄関スペースに飾ってみました。

魔物たちが外から入ってこないように

きっと守ってくれることと思います。

素敵な板絵をありがとうございました。

大切にさせていただきます。