今日は連休中の趣味のお話です。

今年の始めからずっと行きたかった展覧会

『ザ・ビューティフル 英国唯美主義 1860-1900』

をやっと観てきました。

場所は丸の内にある三菱一号館美術館です。

写真は、美術館の廊下から見える丸の内パークビルの中庭です。

シトシトと雨の降る日でしたが、かえって緑が鮮やかでした。

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残念ながら到着したのが、閉館まであと1時間と

あまり時間がなく、駆け足で観て回ることになりました。

そのため今回は美術館建物を鑑賞するのは断念しました。

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今回の一番の目的は、アルバート・ムーアの作品でした。

30年も前のことですが、その作品の前で釘付けになり

長い時間、動けなかった経験がありまして、

今回は再びその作品に出会えることを楽しみに出掛けました。

作品は今も見惚れる美しさを放っており、大変満足いたしました。

ただ、ひとつ気になったことは、作品が観えにくく感じたことです。

三菱一号館美術館へは今回が初めて訪れましたので、

いつものことなのか今回の展示に限ってのことなのか判りませんが、

照明計画が非常に悪く、LEDの強すぎる光源に

問題があるような気がします。

そのためか、前回観た時と空気の色が違うような気がしました。

ひと月ほど前になりますが、エバ・ジェルバブエナ フラメンコ舞踊団の

『雨』 を日本初演と言うことで、新宿文化センターで観て来ました。

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この『雨』は、エバ・ジェルバブエナの憂鬱から生まれたという。

通じ合うことのできないもどかしさや悲しさをテーマにした作品。

始まりは、コンテンポラリー、重苦しい空気で幕が開きます。

演劇的要素が散りばめられ、次第にフラメンコの世界へ

華やかで楽しい雰囲気に盛り上がり、

最後は、再び孤独な静寂へ。

確かな技術と、豊かな表現力によって

あらゆる感情が心を揺さぶる傑作でした。

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そして、先週末は昨年の公演が素晴らしかった

ロシオ・モリーナ舞踊団のー10年の軌跡ー(世界初演)

を観る予定でしたが、見逃してしまいました。

今年は、既に見逃した公演が3つ。

万が一、行けなくなった時に備えてチケットに掛ける保険に

加入することも検討した方が良いかもしれません。

昨日は東京国立博物館の庭園散歩をしたことについてでしたが

今日は、140年を超える歴史を持つ、博物館そのものについてです。

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昨日ご紹介をしました庭園の池は、本館の北側に位置します。

博物館のサイトから構内MAPをお借りしてきました。

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構内には、本館以外にも沢山の建物が点在しており、

現在、工事中の部分もありますが、

とても一日で全てを観ることはできない規模です。

今回は、現在開催中の特別展(~3月23日まで)

「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」で

400年前の日本人を描いた油絵を鑑賞しました。

ヨーロッパと日本の友好の様子が伝わる良い絵でした。

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そして、本館に入りますと、まず目に入って来るのが、

装飾の美しい時計、照明とステンドグラスがあります。

ステンドグラスは、大理石の壁にその美しい模様を写し出し、

近寄ってみると、細部まで凝った造りになっていることが判り、

歴史を感じることができます。

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次回は、ゆっくりと展示を観に行ってみたいと思います。