今日は昨日に引き続き、先日出掛けた軽井沢で

立ち寄りましたペイネ美術館のご紹介です。

この美術館、建築家アントニン・レーモンドさんが、

昭和8年にご自身の別荘兼アトリエとして建てられた

「軽井沢・夏の家」を1986年7月に塩沢湖のほとりへ

移築復元したものです。

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元々、夏の家と言うことで、大きな窓が沢山あり

開放的な造りの建物なのですが、

現在は美術館ということで、塞いで使用しているため

本来の建物の居住性を感じることは難しいです。

1室のみ窓が開かれていて、

少しだけ当時の雰囲気を感じることが出来ます。

ただ、現在の使用状況にあまり愛が感じられず、

ちょっと寂しい感じがしてしまいました。

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一方、美術館としましては、かわいい恋人たちを描く

フランス人画家 レイモン・ペイネさんの原画やリトグラフ、

愛用の画材などが多数展示されています。

これまで、ほとんど興味を向けたことのなかった画家ですが、

実際に作品を拝見しまして、流石は愛の国の方です。

とてもロマンチックではありますが、子供向けでなく

あくまでも大人の作品であるということを知りました。

開館30周年を記念して展示されていた原画作品は

特に素晴らしく、詩的な作品に感動しました。

建物を拝見しに行ったのですが、

ペイネさんの素晴らしさも知ることが出来良かったです。

師走の週末、どうぞ有意義にお過ごし下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は先日、見学ツアーに参加するために

出掛けました軽井沢で偶然に発見しました

斎藤裕さん設計による『好日山荘』をご紹介致します。

実は『好日山荘』、目的地へ向かう途中で

田中が見つけてくれました。

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曲面が組み合わされた赤い屋根が異彩を放つ建物です。

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見る角度によってさまざまな表情を見せる

複雑な形をしたこの建物を本の中で斎藤裕さんは、

「次々と連続していく空間構成」と仰っていました。

今でこそ、バブル的という言い方もできますが・・・

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建築ではファサードを意識して設計されることが一般的ですが、

この建物はご自身、正面のない建築物と仰っている通り、

彫刻作品的思考で計画されています。

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切り取られた森の姿も特徴的です。

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こちらの≪現代の建築家≫斎藤裕では、

表紙を飾っている作品です。

外からだけでも見ることが出来て、良かったです。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も昨日に引き続き、先日見学ツアーに

参加するために出掛けた軽井沢で立ち寄りました

『セゾン現代美術館』のご案内致します。

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軽井沢の自然に溶け込むように

低層の数寄屋造りのような佇まいの建物は、

菊竹清訓さん設計によるものです。

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庭園は、彫刻家の若林 奮さんが構想をされたもので、

「豊かな自然に囲まれた中につくられた緑の彫刻」

といった風情で、いろいろな表情を見せてくれました。

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また、お庭にいくつもの彫刻作品が展示されていて、

写真は、井上武吉さん『my sky hole 94-5 石のラビラント』

球体に写り込む景色が楽しめます。

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庭園内には、川も流れていて、そこへ架かる鉄橋も

若林奮さんによる彫刻作品です。

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イサム・ノグチの『雲の山』と言う作品も展示されていました。

今回は、時間の関係で、美術館内の展示は観ずに

お庭の散策だけさせていただきました。

次回は500点にも及ぶ現代美術のコレクションを

是非とも見てみたいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。