今日から、夏休みも終わりまして通常業務に戻りました。

ブログも再開です。

また、お付き合いいただけますと、うれしいです。

さて、事務所が夏休みの間に私も2日程お休みをいただきました。

その内の1日を利用しまして、ずっと行きたいと思っていた

日本民藝館へ行って参りました。

場所は、目黒区駒場、東大の駒場キャンパスのすぐ傍です。

写真が日本民藝館の本館正面です。

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本館は、「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を

目指す民藝運動の本拠として、思想家の柳宗悦により企画され、

実業家の大原孫三郎氏をはじめ多くの賛同者の援助を得て、

1936年に開設されました。

本館の建物(登録有形文化財)は、西館の石屋根長屋門に

意匠を合わせたもので、設計は細部まで柳宗悦が手掛けました。

<以上、施設案内より>

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大原孫三郎氏といえば、大原美術館の設立者。

以前、大原美術館へ行った時に触れましたが、

大原美術館の様に、作家ものの展示は多くないのですが、

展示物、それを展示するケース、そして建物に至るまで、

すべてが「美の生活化」を示していて、

改めて、その概念の素晴らしさを体験することができました。

松匠創美ではこれまでも「用の美」という概念を大切に、

家づくりを行って参りましたが、

今回、その家づくりに対する思いをより一層強く致しました。

そこで、明日は西館についてご紹介したいと思います。

既に、先々週のことになりますが、川崎へ行った際のことです。

帰り道、ちょっと風変わりな建物が建っていることに気づきました。

そこでほんの少し、廻り道をして行ってみることにしました。

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近づいてみましたが、何の建物か判りません。

公共性のある建物のように見えましたので、

もう少し、中まで入ってみることにしました。

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更に近づいてみますと、どうやら保育施設のようです。

迫力ある長ーいアーチと園庭が広がっていました。

写真を撮らせてもらっていましたところ、

不審に思った園の方が出て来られました。

そこで、お話を伺うと、星の子愛児園という保育施設とのことで、

10年程前に建築家の石山修武さんが設計されたとのことでした。

そう言われると、納得の風貌です。

そして偶然にも、この時、石山修武さんがこの園にいらしていて、

中で増築のお打合せをしているところとのことでした。

まだまだ全然、現役でいらっしゃることが判りました。

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さて、今日は日本の最高気温記録を更新したとのこと。

まだ、しばらくは暑い日が続きそうです。と言うことで、

松匠創美も明日から夏休みをいただきたいと思います。

8/13(水)~8/18(日)の6日間です。

この間は、ブログも夏休みといたします。

皆様におかれましても、良い夏休みをお過ごしください。

また、夏休みをされない方は、くれぐれもご自愛ください。

それでは、週明けにまた、お越しいただけますとうれしいです。

昨日は先週川崎へ行った際に目の当たりにしました、

最近の都市の自転車事情について触れましたが、

今日も、同じ日に川崎で出会ったモノについてです。

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写真の木、恐らく屋敷林ではないかと思われます。

こんなにきれいに仕立てられているモノを見たのは初めてです。

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横から見る姿も美しく刈り込まれ、こんなに薄くなっています。

一本の木ですが、まるで生垣の様です。

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反対側から見ると、本当に一本の木であることがよく分かります。

この辺りは、江戸時代から良質な米の産地だったそうですので、

その昔は、屋敷林が必要なくらい

家々が離れて建っていたものと、想像することが出来ます。

今では、スッカリ住宅街になっていましたが、

ところどころに、その頃の面影を感じることが出来る、

魅力的なまちでした。