昨日に引き続き、木造耐力壁ジャパンカップについてです。

今年の参加耐力壁は、10体でしたので、

8体による決勝トーナメント進出をかけて、

1日目は2体の耐力壁による予選が行われました。

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レフリーの合図で組み立て開始です。

1体目は、木造耐力壁ジャパンカップの協賛企業

(株)ポラス暮らし科学研究所さんの軌条(キジョウ)です。

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材料は、事前に組み立て易いように配置して置きます。

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土台の黒い部分は、割裂防止を狙って

グラスファイバーテープを巻きつけています。

このテープは、耐震補強の際に使われたりもします。

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耐力壁の基本部分は横に寝かして組み立てていました。

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その基本部分が組みあがったところで土台の上に建て、

両サイドの柱も建ててから、上部に桁を落とし込みます。

基本的なかたちが組みあがりましたら、固定です。

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固定するのは、30センチ前後の長いビスですし、

かなりの数をねじ込まなければなりませんので、

インパクトドライバーでさえ、焼け付いてしまいそうでした。

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作業を終えた人から掃除をし、脚立など

使用した道具類を所定の場所へ片付け、組み立て終了です。

次回は、もう一体の耐力壁をご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今年も先週の3連休に富士の裾野にあります

日本建築専門学校におきまして、

第19回 木造耐力壁ジャパンカップが開催されました。

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これまで第12回大会より毎年欠かさずに足を運び

その様子はブログでもご報告して参りましたが、

昨年はすみません、決勝トーナメント1回戦までしか

ご紹介せずに今年の大会を迎えることになってしまいました。

そこで、今年は少し趣向を変えまして、

決勝トーナメントではなく、予選を観戦して参りましたので、

その様子をご報告をさせていただきたいと思います。

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まずは搬入された材料の梱包を解き、

実際に搬入された材料と提出されたデータシートとの

整合性を確認します。

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次に環境負荷も審査対象になっておりますので、

持ち込まれた材料の種別ごとに重量計測します。

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計測を終えましたら組み立てを行うために

会場に指定された5.5m四方の所定の位置に

全ての材料、工具を移動します。

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事前に桁は上部に吊るしておきます。

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施工時間は1時間を限度とし、それを超えて要した時間は、

3倍にして加算されます。

あまりに複雑すぎる壁は耐力壁として実現が難しくなるため、

実現可能な壁を目指して設けられたルールです。

また、作業中はレフリーが配置され、

危険行為と判断された場合には、警告の笛が鳴らされ、

2回以上吹かれるとペナルティがあります。

これは実際の施工時に事故なく作業を行う必要があることから、

設けられたルールです。

ここまで前置きが長くなってしまいましたので、

実際の組み立ての様子は、次回ご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

松匠創美ブログを長くお読みいただいている方には

もう、お馴染みの写真かもしれませんが、

写真は、耐力壁の強度試験を行うところです。

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しかし今回は、いつもの耐力壁ジャパンカップのように

2体の壁が対決するのではありません。

先週末、建築基準法に定められている

壁倍率2倍の筋違い壁と、2.5倍の体力面材壁に

それぞれ加力する実験を見学して参りました。

近年の耐力壁ジャパンカップでは、

合板や金物を使用していないしなやかな壁が多いため

今回は合板の動きに注目してみました。

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試験は、左右へ同じ変形角まで3回ずつ加力し

徐々に変形角度を増していきます。

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家づくりに使用している耐力壁が

実際にどのような挙動を示すのか、気になるところです。

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合板の体力面材壁は硬いので、

加力をくり返すうちに徐々に剥がれてきます。

しかし、写真のような一般的な貼り方をした場合、

釘が想像以上に粘ることがよくわかりました。

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その際、釘がめり込むもの、ずれるもの、外れるものと

一様ではない様子も興味深かったです。

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そして、もう一つ、柱脚金物の試験も見学しました。

柱は、写真のように左右に揺られますと、

土台にめり込んだり、土台から浮き上がったりします。

そのため柱が外れないように、基礎や土台に

金物でしっかりと固定する必要があります。

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その際にかかる荷重に耐え得る金物か

試験を行い確認します。

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金物を取り付けた短柱の足元です。

写真はすでに引っ張った後で、金物が歪んでいます。

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実験は、このような装置で行われます。

とてもいい経験になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。