今日の午後は、窓を考える会社 YKK ap さんの

展示会へ東京国際フォーラムまで行って来ました。

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前半は『ロー・エネルギーの暮らしと家づくり』セミナーとして

東京大学大学院准教授の前 真之さんによる

講演『海外に負けるな 日本の住宅』を聞きました。

休憩を挟みまして、

(この時間に展示されているサッシを観ることが出来ました)

後半は、樹脂サッシと防火サッシのプレゼンテーション。

ひとつ目の樹脂サッシにつきましては、

松匠創美で、おすすめの窓としてご提案させていただいている

APWシリーズに真空トリプルガラスの

更に高スペックのものが加わったことについての話がありました。

ふたつ目の防火サッシにつきましては、

各窓メーカー、これまでの通則認定による防火窓が、

国交省の実験で性能不足を指摘されていまして、

年内いっぱいでこれらの窓の販売が終了します。

代わって個別大臣認定品の防火窓がこの秋から発売になります。

個別に実験をクリアしなければならないこともあり、

現段階では、窓種やサイズが限定され

これまでのような自由度は、少しなくなります。

また、防火窓を使用しなければならない地域というのは、

東京、神奈川に集中しています。

価格もかなりのアップになりそうですので、

なるべくコスト増にならないような窓選びをするためには、

設計を一から整理することになりそうです。

現在、逗子で改修工事中の建物は、

築30年以上のハウスメーカーによる鉄骨造の建物です。

30年以上前の住宅の断熱性能はといいますと、

外気温が5℃の時、室内温度が8℃くらいになる程度です。

改正省エネ法では、室内温度が13℃くらいになるように

断熱性能が求められます。

それ位、時代と共に住宅の断熱性能は向上してきました。

そこで、今回の改修工事では住み心地の更新をしようと、

床を板張りにすることもあり、断熱工事を行うことにしました。

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しかしこの建物、鉄骨造のため、断熱材の施工が難しく、

5社から施工を断られてしまいました。

そんな中、ありがたいことに施工してくれる業者が見つかりました。

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床下でむき出しになっている鉄骨の回りに

発砲系の断熱材を吹き付けていきます。

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こんなに狭いところに潜り込んでの危険な作業になります。

自分で無理を言ったのですが、ただただ頭が下がる思いです。

暑い中、本当にありがとうございました。

8月いっぱいでの営業を終えた海の家LAHさんの

解体工事が昨日から始まりました。

解体とは言いましても、来年また組み立てられるように

破壊しないようにバラすため、大工が行います。

そこで、今日は逗子で改修工事中の現場では、

大工がいないその間に、

塗装の部分補修工事を行いました。

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今回は、天井の仕上げは既存のままですが、

キッチンをオープンキッチンにするため、吊戸棚を外しましたので

その外した部分の天井の補修や照明器具の交換にともなう、

跡の補修等、細かい部分のタッチアップです。

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ビックリしたのが、天井を補修してくれている職人さん、

胃がんで胃を2/3切除してまだ4週間しかたっていないとのこと。

傍で見ていると普通に働いているように見えました。

元々、スリムな方だったのでその変化に気づきませんでした。

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でも、「食べたい時に、食道まではこれまでと一緒だから

普通に食べられてしまうので、調子に乗って食べてしまうと

後が大変なことになるのでちょっと辛い」と言っていました。

まだまだ暑いですので、無理のないよう気をつけて下さい。

今日はありがとうございました。

先週の土曜日は、今年の6月に

「知っておきたい建築材料・工法」シリーズとして発刊されました

「コンクリート調合と施工」日本建築学会 関東支部 著

をテキストに用いた講習会に出席してきました。

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このテキストの紹介には、

「主要な建築材料であるコンクリートを対象としたもので、

鉄筋コンクリートに関わる法令ならびに規格・基準から、

鉄筋コンクリート工事、コンクリートの要求品質、調合、

品質管理のための試験方法まで、広範な内容を

一冊に盛り込んであります。」と書かれているだけありまして、

1日でこの広範な内容全てに、講師11人がそれぞれ担当されて、

凄いスピード感をもって、ザーッと触れて解説をすると言う

講習会でした。

この広範に触れる内容であったことが、

どちらかというと勉強が木質系に偏りがちの身としましては、

とてもいい内容だったと思います。

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横浜大桟橋近くの会場へ向かう途中、

横浜公園を通り抜けたのですが、噴水が涼しげでした。

また、会場近くの開港広場の噴水では、

黒ラブが気持ちよさそうに水浴びしていて、

都市の犬事情が新鮮に目に写りました。

今日は、消費税率引上げに関する講習会がありましたので、

参加して参りました。

政治的判断は秋まで先送りされているスッキリしない中での

開催とあって、参加者も少なく、質問もなく終了しました。

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住宅購入の際は「消費税引上げに伴う住宅に関する経過措置」

が定められていています。

ここから引用です。

消費税の額は、引渡し時点の税率により決定します。

住宅は契約から引渡しまで長期間を要する場合が多く、

例えば注文住宅であれば数か月かかるのが通常です。

一方で、引渡時期により消費税率が変わるとなると、安心して、

契約を締結することが出来ません。

このため、住宅については、半年前の指定日の前日までに

契約したものについては、仮に引渡しが

税率引上げの基準日以降になっても、

引上げ前の税率を適用することとされています。

(国土交通省 住宅局

住宅関連税制とすまい給付金解説テキストより)

ということで、8%引上げ時は9月30日までに契約をしたもの

については現行の5%が適用されると言うことです。

立派な解説テキスト、給付申請書類の書式まで

全て出来上がっているにも拘らず、実施されるかは未定。

残り一ヶ月、こころの準備不足感は否めません。

給付額につきましては、シュミレーションをして改めて、

ご案内したいと思います。