ここ数日は聞こえてくる声がはすっかり秋の虫の声になりました。

帰りの電車は冷房の効き過ぎで、寒いくらいでした。

今日は2級建築士試験講座の模擬試験でした。

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ZZZ・・・

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ZZZ・・・

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模試の採点作業は結構神経を使うため疲労困憊です。

今の私にとっては、こんな写真を見ているだけで

うらやましい反面、幸せになれるのです。

皆様の疲労回復にはお役に立てますかどうか。

現在改修工事に取り掛かっている建物の屋根は

「トントン葺き」と言って、

今では施工されることが珍しくなった工法で

雨の進入を防ぐように葺いてありました。

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梁も湾曲したものを大工さんが上手に組み上げて有ります。

葉山には別荘として建てられた建物も多く残っているのですが

建物は比較的軽装で軽やかな建物が多いようです。

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天井裏には長い年月の間に瓦を葺くときに敷いた

土がトントン葺きの隙間から降ってきて、積もっています。

今回は屋根の瓦を全て降ろして葺きなおしをします。

残念ながらトントン葺きにはできませんが、

湾曲した梁は見せるようにしますので

リズミカルで楽しい空間になりそうです。

住まい方は年々変化しています。

先日、2日間体験してきた大平での生活は

かまどでご飯を炊いて

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囲炉裏で、鍋を囲んで食事をし

お風呂をマキで沸かしての入浴でした。

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大平には電気が通ってるのですが

ガラスのサッシの入っていない家は

雨がザーザー降っていると窓を開けることもままなりません。

すると昼でもかなり暗く、不自由を感じました。

家づくりを考えるとき、永い時間の中で育まれてきた

日本家屋の素晴らしい部分を継承しつつも

今の生活スタイルに合わせた工夫が大切なのだと

身をもって感じることができました。

この体験を今後の設計に生かせたらと思っています。