昨日引き渡したリフォーム工事でもキッチンや造作家具は

オリジナルで大工の手による製作物にしました。

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終の棲家としてのリフォームでも有りましたので、

手の届きにくくなる吊戸棚は設けず、動線も短くまとめました。

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キッチンのベースキャビネットはコの字型で動線を短くした分、

開き戸だと身体を交わすことが難しくなるので

原則、引戸にしました。

これなら、娘さんと一緒にキッチンに立っても大丈夫です。

また、突き当たりにはゴミ箱を置くためのスペース確保しました。

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食器棚はカウンターキャビネットと吊戸棚の組み合わせで

引き出しの高さは収納するものから想定して決めました。

そして、床と壁の板張りはナチュラルカラーでしたので

造作家具は着色をするコトを提案しました。

お陰で全体が締まってよかったと

クライアントさんにも言って頂きました。

 

□ 松匠創美 設計 久保歩美
https://hayama-ie.jp/story#staff

5年程前に木造の店舗を松匠創美で建てさせていただいた

ご依頼主様より、ご自宅のリフォームの依頼を頂いて、

築33年で鉄筋コンクリート造の建物を工事していたのですが、

本日お引渡しをしてきました。

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1F部分を全面的に解体して

改修後は無垢の木をふんだんに使った内装にしました。

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そして、将来は1Fだけでも生活できるようにと

以前和室だったスペースには個室にもできるように

建具を設けて、つながる間取りにしました。

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それまでは、建具を収納して、

30畳程もある広がり空間として、利用できます。

もちろん、床暖房が全面に入っていますので

コンクリート特有の底冷えの心配もなく、暖かです。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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「木組の家」とは

空間を構成する、間取りと

木造の骨組みである、柱や梁などの架構とが

一体で無駄なく組まれた家のことです。

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写真は、木が組まれたところの模型。

(松井郁夫建築設計事務所製作)

実際には、ここまで出来上がったところが「上棟」です。

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目指す所は、このようにバランスよく美しい骨組みです。

足すのは簡単ですが、引くのは意外と難しいです。

そこで、今年はお勧め本でも紹介したことのある、

松井郁夫先生と小林一元先生、宮越嘉彦先生の

3名の講師からその極意を学んでいます。

松匠創美の家づくりにも活かせるものだと思います。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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