今日は先日お引渡しを済ませたお宅の

残工事の立会いに行って来ました。

その際、少し時間がありましたので、

洗面脱衣室の写真を撮ることができましたのでご紹介します。

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今回のご依頼は、

「ニセモノの部分は全て撤去して、本物で造ってください。」

との、うれしいものでしたので

洗面台は無垢のウォールナット材を使って

オリジナルで大工造りにしました。

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扉は建具屋さんに依頼をして製作していただきました。

もちろん、入口のドアも米杉の無垢で製作。

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洗面台と同様に三面鏡の隣で洗濯機の上部には

リネン収納用の棚を設けました。

更に上部には視界が抜けるようにと換気のための窓を設けて、

閉塞感が緩和されるようにと考えました。

洗面台もドアも古い建物によく馴染んで

違和感なく溶け込むことが出来ました。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
https://hayama-ie.jp/story#staff

夏に始まった改修工事ですが、ようやく完成です。

今日は残工事とクリーニングでしたので

写真は天井部分しか撮れませんでした。

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今回は駆体を残してほぼ全面改修でしたが

なるべく当初の建物の雰囲気を壊さないように

性能を向上させることを中心に行いました。

それでも、広間の天井を取ってロフトを設けたことで

全体に広がりと一体感がでました。

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そして、スッカリきれいになった建物は

夜になると、ライティングされた感じで

なんだか誇らしげで、うれしそうでした。

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そして、皆さま本日は遅くまで、お疲れ様でした。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
https://hayama-ie.jp/story#staff

「測ること」、それは設計の仕事をする上で

とても大きなポジションを占めています。

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そこで写真は、わたしが普段使用している測るものです。

1番奥から3番目までは一般にスケールと呼ばれているもので、

人によってはコンベックと呼ぶ人もいます。

これらのスケールにはそれぞれの役割があって

1番奥の5.5mまで測れるものは、現場に出かけるときに

持って行く用(現場ではこのくらいの長さがないと足りないので)

2番目の3.5mまでしか測れないものは、設計をしているときに

デスクで使用する用(軽くてコンパクトで使いやすいので)

3番目は、1.0mしか測れないのですが、

常にカバンの中に潜ませておき

出先で気になった寸法を測るとき用です。

そして一番手前は一般にサンスケと呼ばれていますが、

正式名称は三角スケールといい

図面の縮尺にあわせて寸法をあたる時使用します。

これらを忘れてしまったり、行方不明にしてしまうと

とてつもなく不自由を感じることになるので大変です。

そのため、いつも手元に置いあり

長いものは20年は使用しているので、

今ではかなりの愛着を感じているものたちです。