およそ1年間、木組の家を学び、最後に模型の製作しました。

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実際に模型を作ってみると、想像以上に多くのことが判ります。

金物を使わないで、木を組むということ。

それは、一般的な金物で緊結する木軸組みとは

一線を隔していました。

間取りと架構の緊密な関係。

如何にして美しいプロポーションに仕上るのか。

積み上げなければならない事項が

次から次へと目の前に立ちはだかります。

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それらをきちんと整理してまとめ上げると

松井郁夫さんのようなどこから見ても美しい

木組の家に仕上がるのだと思いました。

松井さんに学べてよかった。

そして、せっかく木組の家を学び、多くの気付きがあったので

今後の設計に巧く取り込んで行きたいと考えています。

 

□ 松匠創美 設計 久保歩美
https://hayama-ie.jp/story#staff

昨日引き渡したリフォーム工事でもキッチンや造作家具は

オリジナルで大工の手による製作物にしました。

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終の棲家としてのリフォームでも有りましたので、

手の届きにくくなる吊戸棚は設けず、動線も短くまとめました。

IMGP1305

キッチンのベースキャビネットはコの字型で動線を短くした分、

開き戸だと身体を交わすことが難しくなるので

原則、引戸にしました。

これなら、娘さんと一緒にキッチンに立っても大丈夫です。

また、突き当たりにはゴミ箱を置くためのスペース確保しました。

IMGP1302

食器棚はカウンターキャビネットと吊戸棚の組み合わせで

引き出しの高さは収納するものから想定して決めました。

そして、床と壁の板張りはナチュラルカラーでしたので

造作家具は着色をするコトを提案しました。

お陰で全体が締まってよかったと

クライアントさんにも言って頂きました。

 

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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5年程前に木造の店舗を松匠創美で建てさせていただいた

ご依頼主様より、ご自宅のリフォームの依頼を頂いて、

築33年で鉄筋コンクリート造の建物を工事していたのですが、

本日お引渡しをしてきました。

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1F部分を全面的に解体して

改修後は無垢の木をふんだんに使った内装にしました。

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そして、将来は1Fだけでも生活できるようにと

以前和室だったスペースには個室にもできるように

建具を設けて、つながる間取りにしました。

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それまでは、建具を収納して、

30畳程もある広がり空間として、利用できます。

もちろん、床暖房が全面に入っていますので

コンクリート特有の底冷えの心配もなく、暖かです。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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