昨日、メンテナンスのことを書かせていただきましたが、

その際に、不具合の調整のためにお伺いしましたのに、

いただき物をしてしまいました。

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歌舞伎が描かれた、手ぬぐいです。

最近、てぬぐいを使い始めて、

思いのほか使い勝手が良いと伺っていましたので、

とても、うれしいです。

そして、もう一つ、絵本もいただきました。

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「ルリユールおじさん」 いせ ひでこ・作

いただく際に、職人さんのことを描いてある絵本と

お聞きしていたのですが、ページをめくり進めると終盤で、

ほろっと来てしまいました。

『ルリユール』パリの製本職人さんのことをそう呼ぶようです。

絵本には、手仕事のぬくもりが描かれていて、

松匠創美の家づくりでも大切にしている根っこの部分に

共通するものを感じて、胸が熱くなりました。

とても素敵な絵本をありがとうございました。

今日は、日々の暮らしに使用している道具について、

ご紹介させていただくシリーズで「削り器」の話です。

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こちらは、鰹節を削る道具です。

大学の友人のおばあ様が九州の枕崎に暮らしておられて、

友人が夏休みに遊びに行った際、

お土産にくれたのが名産の鰹節でした。

これをきっかけに、削り器を使用するようになりました。

最初は、実家にありました回転式のモノを使用していたのですが、

刃が切れなくなってしまったため、

写真のスタンダードな削り器に買い換えました。

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お陰様で、家には大工がおりますので、

刃の出具合の調整や研ぐことに関しての心配事がありませんので

たいへん心強く、助かっています。

削りたての香りを楽しみながらトッピングして食べるのはもちろん、

出汁を取るためにも使用しています。

そばつゆも、かつお節とさば節で出汁を取っていますので、

素朴でおいしく、おそばを食べることができます。

削り器は、毎日活躍してくれる、暮らしの道具です。

今週は、木造耐力壁ジャパンカップの話が続きましたので、

今日は、日々の暮らしに使用している道具について、

ご紹介させていただくシリーズで「おひつ」の話です。

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以前、ご飯を炊く道具として「圧力鍋」をご紹介しましたが、

圧力鍋で炊いたごはんは、保温をすることができません。

そのため、おいしくいいただくために、

炊きあがったご飯を「おひつ」に移し替えています。

この移し替えるタイミングがその後のご飯のおいしさを決めます。

絶妙のタイミングで移したご飯はたいへんおいしく、

おかずなしで1膳食べてしまいそうになります。

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たとえ、タイミングを逸してしまったとしても、

おひつで保存したごはんは、夏場でも

常温で翌朝までしっとりとしていておいしくいただけます。

冬場は、24時間大丈夫です。

どうしても温かいご飯が食べたい場合には、

蒸し器で温めることもありますが、

そのままで十分おいしいですので、

いつもは温めずそのまま食しています。

写真のおひつは、二代目です。

初代は、取り扱いに慣れていないこともあり、

わっぱが外れて崩壊してしましました。

乾燥は大切なのですが、

直射日光には気をつけた方が良いようです。