今年も何とか都合をつけて、

東京国際展示場にて開催されて居ります

Japan Home & Building Show 2015へ行って来ました。

今年は出店社数も充実していて、

見たいと思っていたモノも見ることができましたし、

改善して欲しいと要望を上げていたメーカーさんが、

その部分に対応してくれていることが分かったり、

新しい材料や工法を知ることも出来て良かったです。

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昨年に引き続き、見入ってしまったのは、左官職人さんの業です。

みるみるコテで押えた左官の塗壁が木目の美しい板に

生まれ変わって行きます。

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今年は実際にコテで描かせていただきました。

中々材料の質感を掴むことができず、

鉛筆で線を引くようなわけにはいきませんでした。

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また、檜皮葺の実演も行っていました。

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口の中にたくさんの竹釘を頬張り、

一本一本取り出しながら、桧皮を留めつけて行きます。

奥に座っている職人さんは桧皮の厚みが均一になるよう

整えています。これらの職人技たちを

この先も伝承していくことができるようにしたいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日の午後は、「住宅瑕疵担保責任保険」講習会

設計・施工基準から読み解く、雨漏りしない住まいづくり。

を受講して来ました。

奇しくも現在、杭偽装が大問題となっておりますが、

今から10年前には耐震偽装が発覚し大問題となりました。

その後、失われた信頼を回復するためにと

建築基準法や建築士法が改正され、

消費者を守るしくみとしての

「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」

が施工され、瑕疵担保責任を履行するための資力確保の

義務付けは、2009年10月に施行されました。

この住宅瑕疵担保履行法の施行から6年が経過し、

事故事例が蓄積されたことで見えてきた注意点など

実践的なお話を伺えるいい講習会でした。

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まだ、6年と言うこともあり、これまで発生した事故の

9割超が、外壁屋根からの雨漏りと言うことでした。

降雨量の多い日本においては、重要なことですが、

慎重な施工が必要で、大変難しいことでもあります。

今日の事故事例などを見て、より一層、

現場への指示徹底をしていきたいと思いました。

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会場が、日本丸メモリアルパークに隣接していましたので、

写真を撮ってみましたが、残念ながらiPhoneのカメラでは

ランドマークの先端まで納めることができませんでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

昨日は、増築を含む改修工事のご相談で、

15年前に設計させて頂いたお宅へ行って参りました。

私にとっては住宅設計初期のとても思い出深い建物ですので、

こうして時を経て、改修のご相談を頂けることは、

大変に光栄で、幸せなことです。

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今回のご相談は、お二人のお嬢さんが独立され、

この春、お孫さんが生まれたことを機に、

ご長女ファミリーとのご同居を検討されていて、

2世帯で暮らせるように改修したいとのご要望です。

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1枚目の写真の主寝室は、

勾配天井の空間を活かして親世帯のリビングに、

2枚目の写真は読書家でおられるご主人の書庫ですが、

今回ここを整理することとし、親世帯の水廻りにしたいなど、

大まかなご要望はいただきましたので、

法的、構造的に問題はないかなど検証した上で、

詳細設計を進めて行きたいと思っています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。