大型で強い台風18号は日本列島に上陸、

列島を縦断するように通過して行きました。

昨日、松匠創美で建てさせていただいた一軒でも

屋根に被害が出られたとのご連絡を受けました。

皆様におかれましては、被害など出ていないでしょうか。

是非、点検されることをお勧めいたします。

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さて、昨日は、大荒れのお天気でしたが、

リフォーム工事の着工日でした。

そこで、朝一番で状況確認にお伺いを致しました。

すると準備の整った室内は、荷物が片付けられ、

すっかりきれいになっていました。

そんな中、片付けの際に出てきたと見せて下さったのが、

上の写真に写っている番付け表です。

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現在の一般的な木造住宅の場合は、設計者が伏図を起こして、

プレカット工場でCAD入力され、機械によって加工されますが、

ふた昔くらい前には、大工さん自らが番付け表を起こし、

墨付けをし、手刻みで加工をしていました。

今回はその番付表がとてもきれいな状態で残っていました。

家と共に大切に残していきたいですね。

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こちらの写真は、今朝の物干し竿です。

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よ~く見てみると、塩がいっぱい付着していました。

今回の台風では、植物はさほど塩の影響を受けませんでしたが、

こんなところで台風の影響を知ることになりました。

今朝は窓ガラスを何度拭いてもきれいになりませんでしたので、

明日は、水洗いしたいと思っています。

現在、逗子で改修工事中の建物は、

築30年以上のハウスメーカーによる鉄骨造の建物です。

30年以上前の住宅の断熱性能はといいますと、

外気温が5℃の時、室内温度が8℃くらいになる程度です。

改正省エネ法では、室内温度が13℃くらいになるように

断熱性能が求められます。

それ位、時代と共に住宅の断熱性能は向上してきました。

そこで、今回の改修工事では住み心地の更新をしようと、

床を板張りにすることもあり、断熱工事を行うことにしました。

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しかしこの建物、鉄骨造のため、断熱材の施工が難しく、

5社から施工を断られてしまいました。

そんな中、ありがたいことに施工してくれる業者が見つかりました。

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床下でむき出しになっている鉄骨の回りに

発砲系の断熱材を吹き付けていきます。

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こんなに狭いところに潜り込んでの危険な作業になります。

自分で無理を言ったのですが、ただただ頭が下がる思いです。

暑い中、本当にありがとうございました。

8月いっぱいでの営業を終えた海の家LAHさんの

解体工事が昨日から始まりました。

解体とは言いましても、来年また組み立てられるように

破壊しないようにバラすため、大工が行います。

そこで、今日は逗子で改修工事中の現場では、

大工がいないその間に、

塗装の部分補修工事を行いました。

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今回は、天井の仕上げは既存のままですが、

キッチンをオープンキッチンにするため、吊戸棚を外しましたので

その外した部分の天井の補修や照明器具の交換にともなう、

跡の補修等、細かい部分のタッチアップです。

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ビックリしたのが、天井を補修してくれている職人さん、

胃がんで胃を2/3切除してまだ4週間しかたっていないとのこと。

傍で見ていると普通に働いているように見えました。

元々、スリムな方だったのでその変化に気づきませんでした。

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でも、「食べたい時に、食道まではこれまでと一緒だから

普通に食べられてしまうので、調子に乗って食べてしまうと

後が大変なことになるのでちょっと辛い」と言っていました。

まだまだ暑いですので、無理のないよう気をつけて下さい。

今日はありがとうございました。