今日は日中、汗ばむような陽気の秋晴れの中、

『回遊する吹抜けのある家』 無事、上棟することができました。

おめでとうございます。

2週続けての台風上陸で気を揉みましたが、

おかげ様で今日まで漕ぎ着けることができました。

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上棟してみて初めて分かったうれしいこと、

それは遠いですが、2階からは海が望めると言うことです。

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写真は屋根の上まで登って撮ったものですが、

季節によっては夕日が沈むところも見ることができそうです。

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今回、屋根は登り梁で組み、無垢の厚板で強度を取ります。

そのため、斜めになってしまった床のように見えなくもありません。

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屋根に貼る無垢の厚板です。

木の断面、こうしてみるとそれぞれほんとに違いがあって、

見ていて楽しくなります。

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この家の名称にもなっている、回遊する吹抜けを

ロフトの上から見ますと、とても高いことが判ります。

足元に気をつけて事故など無いよう、

工事を進めなければなりません。完成は来年1月の予定です。

工事の過程はまた少しずつご紹介させていただきます。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

これまで5回に渡ってご紹介してきました

『大きな屋根の家』 今回が最終回になります。

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先ず最初にご紹介しますのは、屋根を支える柱を

ぐるりと取り巻くように四角形に設けられた火打ち梁です。

火打ち梁とは、建物が地震などによって揺れた際に

梁組が歪だりしないように保ってくれる材になります。

こんなにきれいに見えることは中々なく、希少です。

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次にご紹介するのは、1階の洗面脱衣室になります。

風の強い高台と言う立地もありますして、

洗面脱衣室は洗濯を干す空間になることも想定し、

少し広いスペースをとりました。

しっかりと換気もできるようにと、普通の高さの窓に加え

ハイサイド窓も設けました。

また、キャビネットは今回もオリジナルで作成しています。

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北東の洗面脱衣室から南東の玄関まで南北を貫くように

引き戸を開け放つと空気を通すことが可能です。

廊下の左側にトイレ、右側がリビングがあり、

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その先にあるのがシューズクロークになります。

奥に見える扉が玄関扉です。玄関土間からは

このシューズクロークを通り、上着を脱ぎ、靴も脱いで、

室内へとアクセスすることができます。

玄関へ戻り『大きな屋根の家』のご紹介はここまでになります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

以前のご紹介した回はこちらです。

大きな屋根の家ー5

大きな屋根の家ー4

大きな屋根の家ー3

大きな屋根の家ー2

大きな屋根の家ー1

今日はおかげ様で、台風による混乱を回避し無事に

基礎の立上り部分にコンクリートの打設をすることができました。

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現場には根切りをして深く溝状に掘られている部分があり

そこには台風による雨水が溜まっていて

まだ水がはけていませんでいた。

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また、型枠の中には台風によって飛ばされてきた枝葉が

落ちていましたので、これらを取り除く必要もありました。

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今日は暑過ぎずコンクリートの打設には

ちょうど良い天候に恵まれましたが、

基礎のコンクリート打設が終わりホッとするのも束の間、

来週は、土台引き、上棟とありますので

次の台風19号の進路が気になるところです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。