これまで5回に渡ってご紹介してきました
『大きな屋根の家』 今回が最終回になります。
先ず最初にご紹介しますのは、屋根を支える柱を
ぐるりと取り巻くように四角形に設けられた火打ち梁です。
火打ち梁とは、建物が地震などによって揺れた際に
梁組が歪だりしないように保ってくれる材になります。
こんなにきれいに見えることは中々なく、希少です。
次にご紹介するのは、1階の洗面脱衣室になります。
風の強い高台と言う立地もありますして、
洗面脱衣室は洗濯を干す空間になることも想定し、
少し広いスペースをとりました。
しっかりと換気もできるようにと、普通の高さの窓に加え
ハイサイド窓も設けました。
また、キャビネットは今回もオリジナルで作成しています。
北東の洗面脱衣室から南東の玄関まで南北を貫くように
引き戸を開け放つと空気を通すことが可能です。
廊下の左側にトイレ、右側がリビングがあり、
その先にあるのがシューズクロークになります。
奥に見える扉が玄関扉です。玄関土間からは
このシューズクロークを通り、上着を脱ぎ、靴も脱いで、
室内へとアクセスすることができます。
玄関へ戻り『大きな屋根の家』のご紹介はここまでになります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
以前のご紹介した回はこちらです。