今月中に完成予定で、葉山に建築中の新築の現場は、

現在、施主自ら、壁の漆喰仕上げ工事をされています。

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天井から壁の全てをご自身で施工された方は、

これまでいらっしゃいませんでした。

実は松匠創美では、その大変さから、

施主自主施工をあまりおすすめしてきませんでした。

しかし今回、クライアントさんとお打ち合わせを重ねる中で、

この方ならば、やり遂げられるのではないかと思えましたので、

お申し出を受け入れてみました。

実際、毎日通われて、施工されている姿には

とにかく頭が下がる思いでいっぱいです。

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いい味が出ているだけでなく、

現場へ行きましても、空間が既に

クライアントさんのエネルギーに満ち満ちていて

それは、感動的です。

あと一息、よろしくお願いいたします。

今日は、鎌倉で新築中の現場へ図面を届けながら、

進捗状況の確認をして来ました。

近隣に借りている駐車場に車を止め、

車から降りると、かなりの騒音が聞こえてきます。

何かと考えながら、現場へ到着してみますと、

外壁の下地のラス網を貼っている音でした。

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今回の外壁仕上材は、左官塗り仕上の「そとん壁」です。

この辺りとしては、近年稀に見る寒い冬の為、

湿式の塗り壁の場合、

水分が乾く前に凍ってしまう恐れがあります。

そのため、これまで塗ることが出来ずにいました。

少し寒さが緩んできたようですので、気温の様子を見ながら、

工程を調整し、塗って行かなければなりません。

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内部は、断熱材が入り、階段の形が出来上がっていました。

オビスギの階段材がほぼ無節のきれいな物でしたので、

とてもきれいに見えます。

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裏側から見てもきれいです。

工期も半ばを過ぎ、お尻が見えてきましたので、

ピッチを上げてもらえるように、段取りをしたいと思います。

昨日は、とんだハプニングに遭ってしまいましたが、

鎌倉に建築中の新築現場へも進捗状況の確認に行ってきました。

2Fの床は既に張り終わっていました。

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今回は、スギの30mmの厚板を張っています。

まだ、薄っすらと赤みがあってやさしい色をしています。

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1Fから見上げると、こんな感じです。

材料の段階で見たときよりも、グッと良く見えるから不思議です。

そして、1Fの床も張り始まっていました。

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1Fは、から松ですので、やや黄色味があります。

スギに比べると油分を多く含んでいますので、1~2年もすると

飴色に変化が始まります。

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下処理として、桐の油を塗り、積み置いたものを張っています。

足元が出来上がって来ましたので、空間が明確になってきました。