山はまだ、桜の絨毯がきれいです。

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今から少し前のまだ寒い頃のことです。

地下鉄日比谷線の神谷町駅を降りて、

飯倉の交差点へ向かって歩いていました。

すると前方に、何やら異様なエネルギーを発する、

黒い塊が見えて来ました。

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段々と近づくに従って、どうやらそれが、

間違いなく建築物であることが判明します。

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それは白井晟一さんが設計されたノアビル(1974年)でした。

白井晟一さんはこの業界で、好きな建築家に

名前をあげる方がとても多い建築家です。

初めて、実物を拝見しました。

建物の足元に立ってみました所、

正直、この建物の中へ足を踏み入れたいとは思えませんでした。

入ったら2度と出て来られないような恐怖心に襲われます。

テナント募集と看板が出ていましたが、理解できる気がしました。

ただここまで、圧倒的な威圧感を発している建物は

他にはそうないような気がしますので、

この建物に相応しい用途が見つかれば良いのにと思うのでした。

震災直後でガソリン不足の際に、自転車通勤をしていた

大工のことを書きましたが、その彼が、

以前、お土産にと丸太をくれたことが有ります。

それは、しばらくの間、庭の片隅に放置されていました。

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ある日、気が付くとそれは育っていました。

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シイタケです。

いただいたのは、シイタケ菌が仕込んである丸太だったのです。

気にして見ていた去年の秋頃には全く芽が出なかったのですが、

忘れた頃に、出てきました。

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早速、摘み採り、網焼きにして、お醤油でいただきました。

何だかとても美味しい気がしました。

お礼が遅くなりましたが、ごちそう様でした。

木村秋則さん同様に、イタリアで自然栽培を実践されている

朝倉玲子さんと言う、素敵な女性がいます。

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(すみません。写真はオリーブではなくオオバヤシャブシです。)

朝倉さんは、ご自身が納得できるオリーブオイルをつくるために、

イタリアで自然栽培ができるオリーブ畑探しから始め、

地元の方たちと自然栽培について、喧々囂々しながら育て、

収穫、精製、輸入、販売までをされています。

こうして出来たオリーブオイルがアサクラオイルです。

やや油が苦手な私でも、思わず舐めたくなる美味しさです。

サラダやパンに塗って食べると、とてもいい香りがします。

下の写真はすべて朝倉さんが取扱いをしているオリーブオイルで、

左から、アックアサンタ、アサクラオイル、オルチョサンニータです。

それぞれ違った味と香りが楽しめます。

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そんな、朝倉さんがオリーブオイルの使い方を教えて下さるという、

お料理教室が、日曜日にありましたので行って参りました。

朝倉さんが「是非この機会に、もうやめましょう」、と言われたのが、

フライパンやお鍋を温めてからオイルを入れることです。

加熱することで、旨味は増すのですが、

油は210℃を超えると酸化して、劣化が始まるためです。

材料を先に入れて、その上からオイルを掛け、

一緒に煮たり焼いたりするとよいとのことでした。

まずはここから、習慣を改善して行こうと思います。