2月から始まった2つの現場ですが、

震災の影響を受けつつも、少しずつ仕上がってきています。

どちらも、システムバスの納期が大幅に遅れていたり、

今後入荷するものについても、

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、

今までのところは、作業が止まるようなことなく、進んでいます。

今日はそのうちの1件の現場で、クライアントとの

打合せがありましたので、進捗状況の説明をいたしました。

すると、「こんな状況なので、遅れても仕方ないと思っていた」

と言って、理解を示して下さいました。有り難い事です。

しかし、とは言いましても、お言葉に甘えることなく、

引渡しの日までに、シッカリと完成したいと思っております。

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今回、外壁の仕上は、左官のそとん壁、掻き落とし仕上げです。

最後の面を作業中でしたので、今日中には完了しそうです。

  *掻き落としとは、

   一度コテで平らに抑えた後、専用のブラシで、

   表面を荒らす仕上方法。

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外壁が仕上がりましたら、最後に雨樋とベントキャップを取付て

雨仕舞いの完了となります。外部はあと一息です。

  *ベントキャップとは

   外壁に設ける給排気の穴に雨が入らないよう取付ける部材

昨日は検査に立ち会うために現場へと向かいました。

検査員より「特に問題ありません」とのことで無事合格です。

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この物件、2世帯でお住まいになる予定です。

そのため、親世帯の1階と子世帯の2階で

寝室が重なる部分があります。

そこで、今回は2世帯住宅用に防音の床組みにしました。

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1階で天井を見上げたときには梁がすべて見えて

敷き天井のように見えるのですが、

2階の床には石膏ボードの2重貼りに、根太を転がして、

床板を張りますので、床の厚みは随分と増します。

このようにするコトで防音性が高まります。

そして、根太の部分は、電線の配線スペースに利用できます。

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それでも電気屋さんにとっては、

しっかりと計画的に配線ルートを検討しなければならず、

頭を悩ませることにはあまり変わりないようでした。

散歩でよく行く山には、沢山の「アオキ」が自生しています。

庭木としても植栽されるこの木、常緑樹ですが、

今ちょうど新芽が伸び、あちらこちらで花を咲かせています。

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まずは若葉が芽を出します。

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そして中からつぼみが伸びてきて、

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とても小さな花をたくさん咲かせます。

同じく、庭木として植栽されることの多い、

「ヤツデ」もグイグイと新しい葉を伸ばしています。

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他にも、深い緑色の葉に若葉が重なって、

緑のグラデーションがとても美しくなってきました。

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これからしばらくはお散歩が、いつも以上に楽しい季節です。