今日は先週、泉幸甫さんの共同住宅を見学に行った際、

その道中で出会った、歴史を感じる建物についてです。

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こちらは、日本の伝統的な素材を使って

屋根の形状やテラスのパーゴラなどによってどこか

加減のいい和洋折衷になっている建物でした。

この様にキチンと消化された折衷様式は見ごたえが有ります。

(写真が良くわからなくてすみません。)

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こちらは、私たちのこの見学計画を練ってくれた上に

同行してくれた建築に造詣の深い友人いわく

ひょっとすると大変有名な建築家の方が

設計をされた可能性があるそうです。

ただ、調査をしていないため、定かではないとのことでした。

だいぶ劣化が進んでいるようなのでこれから先

調査されることなく取り壊されてしまうようなことに

なってしまうのではないかと、気になるところです。

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最後は徳川ビレッチです。

旧尾張徳川家邸宅跡地に

現在は尾張徳川家の財産管理会社によって

外国人用高級賃貸住宅及び女子学生寮が

運営されているようです。

徳川家の時代からここに歴史が刻まれていると思うと

かなり重~い感じがしました。

今日も引き続き、先週見学に行ってきました

泉さんの設計された物件です。こちらはテラスハウスです。

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こちらがメインのアプローチです。

奥にはビオトープがあり、緑豊かな中庭が広がっています。

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メインアプローチと反対側には路地が設けられていて

メインアプローチから裏の路地まで、

中庭を眺めつつ通り抜けることが出来るようになっています。

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外周は敷地の形状から、直線的な通路になっていますが、

内部は上手にクランクされていて古い住宅地の雰囲気です。

そして、外から見るだけでも、繊細な仕事が随所に見られます。

こうして、いい仕事をされている建築家の物件を拝見すると、

本当に細部まで考え抜かれ

隅々まで神経が行き届いていることを感じます。

とてもいい刺激と勉強になりました。

今日もおととい見学に行ってきた泉さんの設計された

代表的な共同住宅のについてのお話です。2010_0609CY

まずは印象的な表札、これは陶板で出来ていました。

左官の壁と良く馴染んでいい雰囲気を出しています。

ここも泰山館同様、中庭を囲むように建物が建っているのですが

その中庭に面してカフェが営業しています。

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写真がカフェの建物部分です。

この日は残念なことにカフェがお休みだったので

店内へは入ることが出来ませんでした。

(お持ち帰り用のケーキの販売だけはしていたのですが・・・)

そのため外から眺めただけですが、

道路から少し奥まった中庭の存在はとても心地よく

豊かな住環境を生み出しているように感じました。

それとこんな所にもひと工夫。

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中にブルーのネットがたたんで入っていましたので

きっとゴミネットの収納なのだと思います。

犬小屋みたいでそこに在ることが馴染んでいていい感じでした。