今日も趣味の話です。

昨夜は、最愛のミュージシャン佐野元春さんのLIVEへ

Billboard Tokyoまで行って来ました。

2年前と同じく、1日2回公演を2日間、東京と大阪

それぞれの会場で3ヵ月連続の全24公演です。

今回は先月に引き続きの2回目でした。

佐野さんの真正面で距離が5~6Mくらいと言う恵まれた席。

濃密な時間を過ごすことができました。

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先日書きましたが、最近ロックな気分の自分としましては、

Billboardという箱に合わせたセットリストが、

佐野さんのLIVEでこんなこと珍しいのですが・・・

前回はちょっと退屈に感じられてしまいました。

一転昨夜は、何故かこれまでずっとピンと来ていなかった曲の

詩が心に染み渡ったりと前回とは違い、

心から愉しむことができました。

実際に回を重ねたことにより内容が、

ずっと良く仕上がっていたということもあると思います。

ただ、聴く側のコンディションによっても

こんなにも違って聴こえるものかと驚きでした。

如何に人間の感覚があてにならないかの証明ですね。

でも、だからこそ面白いのかもしれません。

次回6月公演が一層楽しみになりました。

つい先日ポール・マッカートニーが48年ぶりに武道館公演を

行うとのアナウンスがあり、その異例づくしの内容には

たいへん驚かされましたが、その話題の武道館で行われた

ジョン・メイヤーの来日公演にGW中、行って来ました。

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いや~、とにかく素晴らしかったです。

正直、ここ何年か自分は何を聴いてきたのだろうかと、

反省したくなるくらいに、良かったです。

生の楽器によって生み出されるオーケストラの

完全に調和した生音によるハーモニーの素晴らしさと対極にある

不協和音一歩手前の危ういバランスから生み出される

エレクトリックなその音色の気持ち良さを久しぶりに堪能しました。

ジョン・メイヤーは、話をする際も親日家らしく日本語を交え、

ゆっくりと話してくれましたので会場の雰囲気も良く、いい感じでした。

今年は新旧の3大ギタリストの内、既に半数の3人、

エリック・クラプトン、ジェフ・ベックそしてデレク・トラックスが来日。

2月に行われたテデスキ・トラックス・バンドの公演チケットは

手にしていたにも拘らず、見逃していましたので、

4人目のジョン・メイヤーにここまでいい公演を見せられますと、

今更ながら、そのことが悔やまれているところです。

久しぶりに、ロックにはまりそうな予感です。

今日もまだGW中の話なのですが、

『ザ・ビューティフル 英国唯美主義 1860-1900 』の後には、

『プラネットアース IN コンサート』へ行って来ました。

『プラネットアース』と言う自然ドキュメンタリーシリーズがあります。

これは、英国BBC、日本のNHK、米国のディスカバリーチャンネル

共同で制作したもので、

全編を超高感度ハイビジョンカメラにより、のべ2000日、

40人のカメラマンが、全世界200箇所以上で撮影した作品です。

『プラネットアース IN コンサート』では、その中から

コンサート用に12のシーンに再編集したものを

大スクリーンにハイビジョンで映し出し

フルオーケストラによる生演奏で楽しむことができます。

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12のシーンの中では、

『オカバンゴへの旅』

砂漠を横断し湿地を目指す象の群れの物語。

厳しい自然環境と群れの中での親子のありかたが印象的です。

『世界の屋根 ”ツル” 』

渡り鳥のツルが、世界の屋根パミール高原を超えて旅をする物語。

ひたすらに飛び続けるその姿にこころを奪われました。

『四季』

微速度撮影で捉えたという四季の移り変わりの物語。

ごく身近に起こっていることは、

こんなにも魔法のような出来事なのだと知ることができました。

そのほかのどの物語も見応えがあり、とても素晴らしい公演でした。

残念だったことが二つ。

まずは、日本公演では、各物語ごとにライブナビゲーターによる

語りが入るのですが、これが説明のような内容で、

不要なのではないかと思ったこと。

もう一つは、自分の聴力です。

すっかり映像に気を取られて聴く方が疎かになっていました。

聴力、欲しいです。