現在来日公演中のパリ・オペラ座バレエ団による

「ドン・キホーテ」を上野の東京文化会館で観てきました。

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今回はお引っ越し公演と言うこともありまして、

さすがに5階席までしっかりと入っていました。

配役の変更などいろいろとありましたが、

私にとっては十分にその素晴らしさを堪能できた公演でした。

350年を超える伝統から生まれるダンサー達の層の厚さと

全体レベルの高さが感じられました。

また、舞台装置や衣装もとても美しく、

特に色使いがとても素晴らしく、ただ華やかなだけではない

洗練の舞台で、目を楽ませてくれました。

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幕間の休憩で文化会館の模型を見つけました。

ケースに反射してしまい見えにくい写真ですみませんが、

左側が観客席で、右側がステージです。

ステージの奥はこんなに天井が高くなっていたのですね。

ここまでとは、思っていませんでした。

パリ・オペラ座バレエ団、是非、また観たいです。

深夜から早朝にかけて、またまたフィギュアスケート女子の

フリースケーティングに釘付けでした。

12番滑走の浅田選手、

コンビネーションジャンプが2つアンダーローテーションで

3回転ジャンプが1つダウングレードと

判定されてしまったことは残念でしたが、

すべて着氷させたことでも素晴らしかったと思います。

何より、自分で出し切ったと思えたことがうれしいです。

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最近の傾向としましては、いいところを伸ばしていくことこそが、

才能を伸ばし、良い結果を導くとされています。

正にフィギュアスケートの世界も

GEOで加点の取れる得意なジャンプを中心に余裕のある

演技構成を考えることが高得点を得、勝つ秘訣となっています。

そんな中で浅田選手は特異な存在でした。

他の追随を許さない高い基礎点からなるプログラム構成は、

いつも挑戦する浅田選手の生きる姿勢を示していました。

浅田選手のように苦手を克服しようと

ザルの目をひとつひとつ埋めていく努力をすることが、

決して無駄なことではないことを

この集大成の演技が示してくれたように思います。

そんな浅田選手の生き方からたくさんの力を貰いました。

世界中が敵のように思えてしまうことが沢山あったと思います。

でも、最後までやり遂げてくれて、本当にありがとう。

これからもずっとあなたファンです。

あと1時間もすると、フィギュアスケート女子の

ショートプログラムが始まります。

前日のアイスダンスのフリーダンスでは、どのペアも

持てる力を全て出し切り素晴らしい演技を見せてくれました。

そんな戦いは、観戦していても気持ちの良いものです。

女子選手の皆さんも是非そんな戦いを期待しています。

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先に行われました男子では、羽生選手が金メダルを獲得し、

出場した日本選手3人が3人とも、6位までに入賞しているなんて、

トリノオリンピックの時にはまだ、

こんな日が来るとは想像できませんでした。

このきっかけを作ってくれたのが高橋大輔選手です。

今回、ソチオリンピックでの滑りを観て、

戦えるだけのコンディションにないことは残念でしたが、

本当に魅力的なスケーターだなぁと改めて感じました。

競技で滑るのは最後かもしれませんが、

こんなにも豊かに音楽を表現し魅せるスケーターは、

稀ですので、これからもその滑りを続けて欲しいと思います。

これまで本当にお疲れ様でした。

そして、これからもその滑りで私たちを魅了し続けて下さい。