今年の秋は、女性ボーカルのコンサートが3本ありました。

今井美樹さんのことは既に触れましたので、

今日は、アン・サリ―さんの公演ことについてです。

会場は横浜の赤レンガ倉庫内にある

Motion Blue Yokohama でした。

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幼少からピアノを習い音楽が好きだったアン・サリーさん。

医師になるか音楽を続けるかで悩んだ時、

医師だったお父様に医者になれば音楽も続けられるけど、

音楽家を目指すと医者の仕事はできないと言われ、

お医者様になる事を選んだという、才能あふれる方です。

現在も内科医で2児の母でミュージシャンです。

見た目は、ふわふわとやさしい雰囲気の持ち主ですが、

さすがに芯が強そうな歌声がとても魅力的です。

ギリギリに到着したため、斜め後ろからの席でしたが、

ストレスなく堪能することができました。

公演後は、暫く穏やかな気持でいることができました。

最後までお読みいただき、ありがとうごうざいました。

3連休中は、連日お打合せをさせて頂き、充実の毎日でした。

そんな最終日の昨日は、打合せの後、フラメンコ鑑賞へと

東京国際フォーラムまで行って来ました。

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今回鑑賞しましたのは、今年、イギリスの舞台芸術の最高賞

「ローレンス・オリヴィエ賞」にもノミネートされ

世界的注目の集まっているロシオ・モリーナさんの

『Afectos』 踊り手と歌い手2人の女性によるフラメンコです。

踊り手のロシオ・モリーナさんは、

16歳頃まではクラシックバレエを踊っていて、

当時コンクールなどでも活躍していたという経歴の持ち主。

自らをダンサオーラと呼ぶその踊りは、

伝統的フラメンコから飛び出した独自の世界ですが、

曲の始まりはオリジナルでも最終的にはフラメンコへ

圧倒的なフラメンコ遺伝子を感じさせるものでした。

歌い手(カンテ)のロサリオもとてもとても素晴らしかったです。

ロシオ・モリーナさんの過去ブログ前回公演前々回公演

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最後は、気になったことをひとつ。

日本のフラメンコ人口は、本国スペインより多い

と言われる程にも拘らず、今回の公演空席が目立ちました。

ロシア国立交響楽団の来日の時も同じことを思ったのですが、

こんなに素晴らしい貴重な公演が満席にならないのは、

何がいけなかったのでしょう。もどかしい気持ちが残りました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

昨日は、お休みをいただき上野の東京文化会館まで

スペイン国立バレエ団の公演Aプロを観に行って来ました。

画像はスペイン国立バレエ団  2015日本公演のFacebook

よりお借りしました。

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1部は、「ファルーカ」男性舞踊手3人によるフラメンコから。

やはりフラメンコは男性舞踏手による踊りが素敵です。

ただ途中、衣裳が割けていることに気づいてしまいまして、

そのことが気になり堪能できなかったのが心残りです。

続く「ビバ・ナバーラ」はソロの女性舞踊手によるスペイン舞踊。

バレエシューズで踊られるスペイン舞踊ですが、

手にはパリージョ、今回幸運なことに最前列での鑑賞でしたので、

両手を器用に使い叩く様子が見え、感心することしきりでした。

そして1部最後はラベルの「ボレロ」フラメンコ版。

フラメンコのサパテアード(足技)との相性が素晴らしかったです。

休憩をはさみ、2部は「セビリア組曲」

幕が少しだけ上り、一列にしゃがんだ状態の群舞全員で

叩くパリージョは、床までもフルに使い、圧巻でした。

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スペイン国立バレエ団の2015年公演は、

1974年生まれの若手芸術監督アントニオ・ナハーロを迎えて

新しさの中に、しっかりと継承されている伝統を感じさせてくれる

バリエーション豊かな内容だったように思います。

Bプロも楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。