葉山・鎌倉・逗子・湘南の注文住宅は工務店【松匠創美】
神奈川県三浦郡葉山町
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定 休 日: 日曜日・祝日
床材のこと
今日は床材のグレードや貼り方についてご紹介したいと思います。
先日ご紹介をしました桜(チェリー)の床材は、
輸入品のラスティックグレードの材で、
赤身、白太、節部分を加工場でランダムに継ぎ合せ、
一定の長さの板状にした定尺の床材です。
今回は寸法精度が比較的良く、施工性も良好で、
豊かな表情は、クライアントさんにも
たいへん気に入っていただいています。
こちらは同様のラスティックグレードのナラの床材です。
接ぎ目のない、長さがまちまちの材で乱尺と呼び、
大工が杢目や加工の具合(巾や厚さ実の具合等々)をみて
貼ります。そのため定尺のモノに比べると手間がかかり、
仕上がり具合に腕の差が出やすいのですが、
リズミカルで表情豊かに仕上がります。
また、ナチュラルグレードは、白太や節が少なく
大人しい杢目の部分のみの床材を言います。
そのため仕上がりは、とても落ち着いたやさしい表情になります。
下の写真は、床材として、世界中で最も多く使用されていると言う
オーク材のナチュラルグレードで継ぎ目のない定尺の1枚物です。
また、最近ご要望が多くなっている床の貼り方に
ヘリンボーン貼りと言う貼り方があります。
45センチ程度の短い材を斜めにずらしながら貼る方法で、
この貼り方、1年の中で気温差、湿度差が大きい日本では、
暴れが出やすいということがあり、
少々段差が出ても問題ない土足使用でない場合には、
寸法安定性の高い材を使用することがおすすめです。
ひと口に無垢の床材と言いましても様々です。
お好みはどんな感じでしょうか。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
三世代バリア”アリー”の家/照明・コンセントの位置
今日の葉山は、思いのほか、よいお天気に恵まれ、
満開の桜の中、中学校では入学式が行われ、
松匠創美では、棟梁松田の誕生日を祝いました。
もちろん、空之介くんも参加で、おいしいケーキをいただきました。
お誕生日、おめでとうございます。
この一年も大きな怪我なく過ごせますよう、祈っております。
そして、そろそろ仕上げ段階の『三世代バリア”アリー”の家』、
今日は、照明やコンセントについて仕上げに入る前に
現場にて実際の位置の確認をしていただきました。
この段階ではすでに配線やボックスの取付を終えており、
ひと部屋ごとにその位置を
具体的に目視で確認することができます。
その空間に身を置き確認することで、
図面で打ち合わせていた時には気付かなかったことに
気付く場合もありますので、この手順は欠かせません。
「仕事で昨日から寝てないんです」と仰るご主人にも
仕事上りにご参加いただいて、たいへん感謝しております。
ありがとうございました。
今回は、一箇所だけコンセントが追加になりました。
早速、明日には電気屋さんが来て追加する予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
汚れ落とし
今から15年前の平成12年3月に完成した家があります。
こちらのお宅では、完成から数年後に、
ご家族のお一人が車いすを使用する生活になり、
それによって床はタイヤで酷使され続けて来ました。
この度、娘さんがご結婚、お孫さんの誕生で
床の汚れが気になるとのご相談を受け、
状態を確認させていただきに伺いましたところ、
床は、まだまだ貼りかえる必要があるとは思えない状態でした。
将来はリフォームをして、二世帯同居も考えているとのことで、
今回は、灰汁洗いと汚れ落としを行うことにしました。
一昨日は、その様子を確認に行って来ました。
床材は信州のカラマツが使用してあります。
灰汁洗い液を塗布し汚れを浮き上がらせてから、
水で汚れを洗い取っていきます。
かなりの汚れが床板に付着していたことが分かります。
左側が汚れ落とし前の状況です。
中央の濡れている部分が薬剤の塗布後に洗っているところで、
右側は洗いが終わり、少し乾いてきたところになります。
乾きますと、写真右上の様に明るい色に戻ります。
すべてを洗い終え、水分の蒸発を待ってから、
後日、桐油を塗布して仕上げます。
今回使用した灰汁洗い剤は、身体への負担が少なく、
喉が焼けるようなこともなく、シッカリと汚れを落としてくれました。
汚れを溜めこまないことが一番ですが、
溜まってしまった汚れは、取り除くことが可能です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。