今日は、再生可能な自然エネルギーについてです。

松匠創美で太陽光発電システムを導入した3年半前、

世の中では、公的補助金もなくなり、再生可能な

自然エネルギーの利用に対しての逆風が吹いていました。

そんな中でしたので、冷静に比較検討をすると、

二の足を踏んでしまうような状況でした。

それでも、広く普及することによって、市場の原理が働き

生産過程の環境負荷が削減され、コストダウンすることで、

自然エネルギー利用促進の一助となればとの思いで、

経済性は棚上げして、太陽光発電システムを導入しました。

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純粋に自分の使う電力を電力会社から購入するだけでなく、

自ら、生み出したいとの思いが強かったこともあります。

現在は、補助金が復活し、発電効率も少しずつ上って来ている

との話を耳にして、うれしく思っていたりします。

また、個人的には、6年前に市民風車ファンドへも出資しています。

出資した5基の風車は昨年度、16,500万kW

(およそ、4,550世帯分に相当する電力です)

の電力を発生しました。

まだまだ、広く理解を得られているとはいえない状況ですが、

再生可能な自然エネルギーが有効に利用されるようになる日が

近い将来、実現することを信じたいと思います。

引き続き、今日は太陽光発電システムについてのお話です。

昨日、「4,565円/月 が太陽光発電による減額分と

考えることができると思います」と書きました。

そうしますと、4,565円×12ヶ月=54,780円/年、

10年でも、547,800円のメリットしかでないことになります。

初期設備設置費用が170万円掛かっていますので、

これでは費用対効果を感じることが出来ません。

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では、一般的に「10年で導入費用の回収ができます」

と言っているのはどうしてか考えてみました。

先ずは、これも昨日書きましたが、

1.8kWの太陽光パネルによる1年間の発電量は、

2,261kWでした。この発電された電力は自己消費せずに、

買取価格が以前の倍になっていますので、全て売電するとします。

すると、2,261kW/年×48円=108,528円/年になり、

10年でおよそ1,085,280円の売上となります。

現在は、補助金が15万~25万程度下りますので、

これを補填し、お得な夜の電力を有効に利用すると、

おおむね10~12年位で回収できそうです。

電力は運ばれるうちにドンドン目減りしてしまうことを考えますと、

発電した所でそのまま使用するコトが一番効率が良いのですが、

経済性を優先して考えるのならば、発電分は売電し、

使用分は購入する方が良いとも言えます。

明日は、再生可能エネルギーについて書きたいと思います。

 

 *今回の内容は、あくまでも、個人的に利用した結果から

   推察した、ひとつの考え方です。

今日は引き続き太陽光発電と、その電気料金についてです。

昨日、直近の2009年10月から2010年9月の1年間での

電力使用量は4,874kW、売電量は406kWと書きましたが、

太陽光パネルによる年間の発電量は、2,261kWでした。

その内406kWは売電しておりましたので、

残りの1,855kWを自家消費分として、

松匠創美の年間総電気使用量は、

4,874kW+1,855kW=6,729kWと

考えて良いのではないかと思います。

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そこで次に、電気使用料金についてですが、

仮に上記の総使用量を全て、電力会社より購入したとして、

電気料金22円/kWで計算しますと、

6,729kW/年×22円/kW=148,038円/年

12,337円/月になると考えることができます。

実際に電力会社へ支払った

電気使用料金は、111,895円/年で、

売電分の売上として入金があったのは、18,626円/年です。

と言うことで、実質の電気料金は、

148,038円/年-111,895円/年=93,269円/年、

7,772円/月でした。

電力会社より全て購入した場合から

実質の電気料金を差引すると、

12,337円/月-7,772円/月=4,565円/月

が太陽光発電による減額分と考えることができると思います。

事務所ではデスクトップパソコン4台とノートパソコン1台が

常時稼動している状態で、カラー複合機も1台ありますので、

これだけでおよそ月額5,000円程度の

電気料金がかかる事を考えますと

パソコンの使用分くらいは、自家発電で生み出した電力で

賄えていると考えることができそうです。