今日はあいにくの雨模様でしたが、

現在土地探し中のクライアントさんから候補地を

ご連絡いただきましたので、敷地調査に行ってきました。

まずは、現地へ赴き周辺環境を確認しました。

隣地と高低差がありますので、この部分がポイントになりそうです。

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次は、管轄の役所ヘ行って法令関係の調査です。

最近では、役所も随分と様変わりしていて、

どの窓口もまずは、人ではなく機械が対応します。

機械に聞いても不明な部分についてのみ、

やっと人が対応してくれる感じです。

以前は各窓口にスペシャルな方がいらして、

気の利いた対応して下さっていたのですが、

ちょっと寂しい気がしました。

実は昨日、父の病院へ同行していたのですが、

こちらの病院での対応も同様で、極力システマティックに

人間味なく接することに徹しているかのように、

どの方も「質問や相談は受け付けません」と顔に書かれていて、

慣れないことに、どうすれば良いか尋ねたくても

躊躇ってしまいました。

にも拘らず、診察室入口に表示されているの医師の名前が

担当医とは別の名前が表示されていたりするので、

渡された診察室の番号が間違っているのか、

または、担当医が急遽お休みなのかと、ちょっと混乱しました。

そこで、待合室の大型モニターに表示される

本日の各診療科の担当医師表を見て確認しようと思ったのですが、

こちらは、前日のものが表示されていて役に立ちません。

受付の方に伝えようと話しかけると、

「皆さんお待ちなので番号札を取ってください」と

たしなめられてしまいました。

松匠創美では、持てる力を総動員して、人間らしく、

クライアントさんと家づくりをしていきたいと思うのでした。

土曜日に、中村好文展 『小屋へおいでよ!』

を見に、「TOTOギャラリー・間」まで行ってきました。

小屋好きを自称する好文さんならではの展示内容でした。

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中庭には、ひとり暮し用の小屋が実際に建っていて、

中に入って空間体験することも出来ます。

そして、たくさんの味わい深いアイデアスケッチの展示や、

好文さんの「意中の小屋」の展示があったりと、

楽しく拝見することができました。

ひとはどの位の空間があれば快適に暮らせるのか、

住宅の設計をしていると様々な声を聞きます。

それぞれの生活習慣、嗜好、性格等によって好みが違い

快適なスペースを見極めることはいつも難しいテーマです。

それを今回の展示は、小屋と言うテーマに絞ることで、

ひとつの切り口をバリエーション豊かに見せてくれていました。

良いテーマをありがとうございました。

今日は、改正省エネルギー基準では必要となる

外皮性能計算の方法セミナーを受講して来ました。

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2012年、国交省・環境省・経済産業省の3省で、

「低炭素社会に向けた住まいと住まい方の推進に関する工程表」

というものをとりまとめていまして、これによりますと、

今年14年ぶりに改正される省エネルギー基準を2020年には

全ての建物において適合することを義務化するとあります。

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改正省エネ基準では、これまでの様に仕様規定ではなく、

性能を計算によって数値化して示す必要があります。

この計算につきましては、国の方でソフトをオープン化しています。

それは、始めから手計算では無理と言いますか、

嫌になってしまうであろうからではないかと思われるくらい、

入力するだけでもひと苦労な計算です。

そのため新しく、計算業務を請負う会社さんが手を挙げ始めています。

ただ、住宅の性能を調整するのは設計者の仕事です。

何をどうすれば、性能が向上し、

何をどうすればコストが抑えられるのかなどの勘所は、

設計者として理解しておく必要があります。

そのためには、実際に自分で計算をしてみて、

勘所がつかめるようにならないといけないと思いました。