今日は、改正省エネルギー基準では必要となる
外皮性能計算の方法セミナーを受講して来ました。
2012年、国交省・環境省・経済産業省の3省で、
「低炭素社会に向けた住まいと住まい方の推進に関する工程表」
というものをとりまとめていまして、これによりますと、
今年14年ぶりに改正される省エネルギー基準を2020年には
全ての建物において適合することを義務化するとあります。
改正省エネ基準では、これまでの様に仕様規定ではなく、
性能を計算によって数値化して示す必要があります。
この計算につきましては、国の方でソフトをオープン化しています。
それは、始めから手計算では無理と言いますか、
嫌になってしまうであろうからではないかと思われるくらい、
入力するだけでもひと苦労な計算です。
そのため新しく、計算業務を請負う会社さんが手を挙げ始めています。
ただ、住宅の性能を調整するのは設計者の仕事です。
何をどうすれば、性能が向上し、
何をどうすればコストが抑えられるのかなどの勘所は、
設計者として理解しておく必要があります。
そのためには、実際に自分で計算をしてみて、
勘所がつかめるようにならないといけないと思いました。