昨日は東京国立博物館の庭園散歩をしたことについてでしたが

今日は、140年を超える歴史を持つ、博物館そのものについてです。

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昨日ご紹介をしました庭園の池は、本館の北側に位置します。

博物館のサイトから構内MAPをお借りしてきました。

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構内には、本館以外にも沢山の建物が点在しており、

現在、工事中の部分もありますが、

とても一日で全てを観ることはできない規模です。

今回は、現在開催中の特別展(~3月23日まで)

「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」で

400年前の日本人を描いた油絵を鑑賞しました。

ヨーロッパと日本の友好の様子が伝わる良い絵でした。

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そして、本館に入りますと、まず目に入って来るのが、

装飾の美しい時計、照明とステンドグラスがあります。

ステンドグラスは、大理石の壁にその美しい模様を写し出し、

近寄ってみると、細部まで凝った造りになっていることが判り、

歴史を感じることができます。

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次回は、ゆっくりと展示を観に行ってみたいと思います。

今日はいよいよ関東地方、春一番が吹き荒れました。

「春が来た」と思うと、こころが浮きたちます。

さて、上野の文化会館でバレエを観るその前に、

春の陽気に誘われて少し早めに家を出て、

2012年に140周年を迎えた東京国立博物館へ足を運びました。

東京国立博物館の本館北側にあります庭園は

年に2回、春と秋に公開されます。

今はちょうど春の公開期間中でしたので、散策してみました。

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あと少しで、10種類の桜が次々と咲き出し、花の園になるそうです。

まだ、花見にはちょっと早かったようです。

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池の周囲には、5棟の茶室が移築されています。

写真の春草廬(しゅんそうろ)は入母屋の茅葺屋根が

美しい曲線を描いており、とても印象的なお茶室でした。

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こちらは、九条館(くじょうかん)、もと京都御所内の九条邸に

建っていたものを昭和9年に寄贈され、移築したとのこと。

縁側の建具には、古い歪みのあるガラスが入っていて、

ガラス越しに差し込む光が、ほんわりと柔らかく感じられ、

縁側がとても心地よさそうでした。

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写真に撮りたくて頑張ってみましたが、残念ながら無理でした。

庭園としては、少々物足りなさを感じなくもありませんでしたが、

これからの季節、桜を楽しむのに良さそうです。

現在来日公演中のパリ・オペラ座バレエ団による

「ドン・キホーテ」を上野の東京文化会館で観てきました。

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今回はお引っ越し公演と言うこともありまして、

さすがに5階席までしっかりと入っていました。

配役の変更などいろいろとありましたが、

私にとっては十分にその素晴らしさを堪能できた公演でした。

350年を超える伝統から生まれるダンサー達の層の厚さと

全体レベルの高さが感じられました。

また、舞台装置や衣装もとても美しく、

特に色使いがとても素晴らしく、ただ華やかなだけではない

洗練の舞台で、目を楽ませてくれました。

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幕間の休憩で文化会館の模型を見つけました。

ケースに反射してしまい見えにくい写真ですみませんが、

左側が観客席で、右側がステージです。

ステージの奥はこんなに天井が高くなっていたのですね。

ここまでとは、思っていませんでした。

パリ・オペラ座バレエ団、是非、また観たいです。