今週は、一日おきに大きな屋根の家に足を運びました。

そんなことも有りまして、現場の話が続いていますが、

今日は、階段のことについてです。

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大きな屋根の家の大きな屋根の上には、

ウッドデッキを造る予定になっています。

写真は、その屋根の上のウッドデッキに出るための階段です。

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まだ、手摺がついていないのですが、

写真を撮ったところは、完成時には吹き抜けになる場所ですので、

この姿をこの角度からお見せできるのは今だけだと思われます。

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こちらは、1階から2階へと上がるレギュラー階段です。

松匠創美では計画に吹抜けを取り入れることが多いのですが、

この階段も吹抜けのひとつとして捉えています。

そのため、出来るだけ光や空気が分断されないように、

ストリップタイプにしたいと考えています。

ところが、階段下も空間の有効利用で

トイレや収納として使用することが多く、

ストリップ階段になることは、そう多くありません。

今回は、2箇所の階段ともにストリップ階段です。

空間のアクセントとして、光や灯りを映し出してくれることを

楽しみにしています。

昨日は雨仕舞のひとつで板金について書きましたが、

今日も雨仕舞のひとつ、外壁材のお話になります。

松匠創美で建てさせていただく家の外壁材は、

最近では、シラスが原材料のそとん壁が一番多くなっています。

そして、もう一つ個人的におすすめ外壁材が、木製サイディングです。

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現在建築中の大きな屋根の家は、

久しぶりに外壁が木製サイディングになりました。

中でも特におすすめの、板をラップさせて貼るタイプです。

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近くで見ていただきますと、写真のように壁に凹凸があります。

それは、下の板の上に重ね代を取り、

上の板をかぶせるように貼っているからです。

この方法ですと雨が自然に流れることになるため、

雨仕舞がしやすいと言う利点があります。

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それでも、建物の出隅などには水が入りやすいところがあります。

そんなところには、仕上がってしまうと全く見えなくなるのですが、

昨日お話をしました板金で水切りを入れて処理しています。

もう少しで貼り終えられそうですので、

仕上がりを今から楽しみにしています。

今日は一日、冷たい雨が降り続いています。

ひと雨ごとに暖かくなってくれることを期待したいところです。

そんな雨降りの今日は、雨仕舞のお話を。

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衣食住の住で最初に求められる機能は雨風を凌ぐこと

そこで、建築では雨仕舞をしっかり行うことが重要です。

この雨仕舞、雨水処理と言い換えることも出来ると思いますが、

一言で雨仕舞と申しましても、その機能は複合的です。

複合要素のひとつに板金があります。

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松匠創美では板金の屋根にすることが多いのですが、

屋根以外の目立たないところにもたくさん施されています。

窓のまわり、壁と庇の取合いや壁と基礎の取合い部分など、

建物の折れ点はほとんど板金で処理されています。

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建物を長く愛していただくために、手を抜けない部分です。