昨日はあいにくの雨模様だったのですが、

築地本願寺の屋外特設ステージで

「朗読活劇 一期一会『義経』」を観てきました。

違いがわかる男の大沢たかおさんは

正に「水も滴るいい男」になっていました。

「司馬遼太郎」原作でしたので好みではない部分も有りましたが

物語が進むにつれどんどん引き込まれていきました。

そしてもう一つの見どころの築地本願寺

インド様式と日本の伝統が相俟って舞台を盛り上げます。

学生時代に築地駅で降りてアルバイトに通っていたので

本願寺の前をよく通っていましたが、

本堂正面のステンドグラスを見たのは今回が初めてでした。

とても素敵な図柄は東洋と西洋の融合具合が

なんとも日本らしい感じがしました。

そして舞台は、エンディングの語り部分で雨は上がり終了。

出演者の紹介が終わって、観客が帰り始めると

再び雨が降り始めました。

大沢たかおは、最後まで絵になる男でした。IMGP2083

昨日は一人でいい子にお留守番が出来た空ちゃんです。

今週はずっと「浦賀ドック」のことでしたが、今日で最後です。

お付き合い下さった皆様ありがとうございます。

「浦賀ドック」が残っている浦賀港は

幕末にペリーが来航した港として有名です。

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川の河口のように細長い港で、

海と接している部分にはドックや工場が建ち並び

海を臨むことができる場所があまり有りません。

上の写真はドックからの眺めですが右側に、

護岸を散歩できる遊歩道の整備が始まっていましたが

事業仕分けによって、ストップするかもしれないとのことでした。

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「浦賀ドック」は近い将来、一般に広く開放して、

近代化の基盤となった技術遺産を保存していくと共に

訪れた方が美しい港を楽しめる場所にしたいと

ドックを所有している住友重機械工業㈱と横須賀市で

検討が進められているそうです。

今日も引き続き「浦賀ドック」でのことです。

昨日、造船の基本は工具からと書きましたが

当時使用されていた工具がいろいろと展示してあり

実際に手にとって触れることが出来ます。

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その中でもなるほど~と思ったモノがこの方位磁石です。

2010_0515CT

見た目にも時代を感じさせる、とても素敵なのモノなのですが、

磁石の盤面部分を見てみますと、

2010_0515CI

写真の上が北、右がW(西)、左がE(東)、下がS(南)です。

(見えにくくてすみません。)

と言うことは私たちが通常使用する磁石とは逆です。

それは、この磁石を船の突端に北を合わせて取り付けると

船を右に旋回させたときに針が進行方向の東を指すように

出来ているからなのです。

この方式は日本独自のモノのようです。

これなら混乱することがなくてとても判りやすいと思いました。