昨日、コンクリートを打設する際に行いました、

コンクリート試験についてです。 

今回は、地階がRC造と言うことで、

試験を実施することにしました。

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上の写真は、試験に使われる道具です。 

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 先ずは、コンクリートミキサー車から、コンクリートを抜き取ります。

こんな幅の狭いネコは初めて見ました。

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 上の写真は、コンクリートスランプ試験です。

コンクリートの流動性を測定します。

大きなコップ状のスランプコーンという容器にコンクリートを詰め、

逆さまにして、スランプコーンを引き抜くと、

コンクリートが、軟らかさの程度によってつぶれます。

適正な範囲で軟らかい程、

型枠の中に流し込んだときに鉄筋との間にも回り易くなります。

軟らかすぎても、強度が足りない恐れがあったり、

硬すぎると、型枠の隅々まで回り込まなかったりしますので、

スランプが適正範囲であることが大切です。

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こちらの写真は、圧縮強度試験用の供試体を製作するところです。

圧縮強度試験とは、実際に打ち込んだコンクリートが、

期待通りの強度が出ているかを

このようにサンプルをとって、1週間後と4週間後に、

試験機で、上下から加圧し強度を計測して確認します。

これ以外にも、コンクリート中の空気量や、

塩化物含有量も測定し、適正な範囲内であるか確認しました。

鎌倉、逗子、葉山辺りは、

山と海の隙間を縫って人が暮らして居ますので、

曲がりくねった道や狭い道路が多くあります。

今回の現場の場合は、前面道路を更に少し登りますと、

山になってしまうため、行き止りになります。

そのため、現場より山側へお住まいの方たちは、

現場の前を必ず通らなければ出入りが出来ません。

そんな大切な生活道路を塞ぐようにして、

今日は、コンクリートの打設を行わせていただきました。

近隣の皆さまには、大変、ご迷惑をお掛け致して居ります。

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地階のベースコンクリートの打設は、生コン車から、

シューターと言う道具を使って、直接流し込みました。

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後は職人さんが隅々に行き渡るように均して行きます。

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そして、コンクリートの中に空隙が残らないように、

バイブレーターを使って、振動させて空気を抜きます。

この後、表面を均し、仕上げていきます。

今回は、コンクリートの試験を行いましたので、

そのお話は、明日に続きます。

今朝、テラスドアのガラスに付着するものを発見しました。

何やら動きます。

そこで、よーく見てみましたところ、

正体は、ミノムシのようです。

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手との比較で判りやすいと思いますが、

とても小ぶりです。

この後、下の写真のように体勢を変えました。

なんとなくユーモラスな姿です。

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写真を撮ろうとしても、オートフォーカスでは

中々ピントが合わせられませんでした。

昨日、今日と汗ばむ陽気でしたが、

ミノムシが秋を感じさせてくれました。