今日は、久しぶりに早朝から高尾の現場へと向かいました。

高尾は寒いと聞いていましたが、うわさ通りの冷え込みに

早朝は、戦意喪失しそうでしたが、お日様に救われました。

街道のイチョウ並木も随分ときれいな黄金色になっていました。

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今日現場へと向かったのは、電気の配線がほぼ終わり、

天井と壁の石こうボードが貼り始まりましたので、

スイッチやコンセントの位置を最終確認するためでした。

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スイッチやコンセントは壁の中で写真のような状態で

ボックスが埋め込まれ、そこへ配線が渡っています。

この段階でならば、まだ多少の移動は可能ですので、

今のうちに一箇所ずつ実際に体感します。

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時には、大工さんや電気屋さんに泣いてもらって、

否応なく、変更をお願いすることになることもあるのですが、

今回は、少しの移動で、そう無理なお願いをすることなく、

確認を終えることができました。

葉山に新築中の現場では、今日の午前中、

基礎立上りのコンクリート打設を行いました。

この建物、東西に細長い建物形状をしています。

そのため、道路から反対側の一番奥までは結構な距離になります。

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こんな時には、ポンプ車が入れないと大変なことになります。

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一般的にコンクリートは、奥から手前へと打ち込んで行くのですが、

今回のように、ポンプ車が入れる敷地条件のところでは、

ポンプ車に生コン車からコンクリートを送り込むと

長いホースで遠くまで容易に届かせることができますので、

とても効率よく、打設することが可能になります。

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生コン車やポンプ車が入れないような道路付の敷地の場合には、

配管をして、遠くからコンクリートを送り込むことになりますので、

それはそれは、大変な工程になります。

今日はお天気にも恵まれ、ポンプ車を使って、

問題なく打設を完了することができました。

次は、5日間の養生期間を取って、型枠バラシです。

葉山の現場は今日、基礎の立上りの型枠を組みました。

毎回、一番確認作業が大変な工程です。

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木造在来の建物の場合、コンクリートの基礎の上には、

木軸組の土台を敷き、柱を建てます。

この基礎の立上りと、土台及び柱をしっかりと緊結することが

建物の強度を保つために、求められています。

そのために、基礎の立上りには、

これらを緊結するための金物のアンカーボルトを

コンクリートを打設する際に埋め込みます。

これはコンクリートに埋め込まれますので、

後で動かすことができません。

ちょっとしたズレによって、他の金物と干渉してしまったり、

土台の継ぎ手の位置と合わなくなってしまうようなことが

起こる可能性があります。

そのため丁寧な確認が必要になります。

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この時点で如何に精度を上げられるか、

毎回、毎回基礎屋さんと切磋琢磨しながら進めています。