土曜の午後は、現在、改修工事中の現場へ

状況の確認に行ってきました。

この建物、2階床に大きな不陸が起きていましたので、

改修工事を行うにあたりましては、こちらの補修も行います。

そのために、2階組と小屋組の両方に補強を行うことにしました。

この日は、2階床組の補強中でした。

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写真は、大梁を新たに追加しているところです。

大梁の追加は、1本の梁にかかる負担を

少しでも軽減することが目的です。

幸い、下部に柱があるところに梁が追加できましたので、

効果に期待をしています。

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梁受け金物に梁を落とし込むのですが、

下は1階の天井ですので、万が一にも落とすことはできません。

慎重に移動します。

無事、この日は2本の梁を追加することが出来ました。

016作業がひと段落したところで、足場から見えた夕景です。

この後、きれいな茜色に染まっていました。

昨日は、私の最も愛するバレエ団の公演を観てきました。

スペイン国立バレエ団。

前回2005年に来日してから6年、

今回の公演も、本当に素晴らしいものでした。

男女の群舞による圧倒的なサパテアードに

今回は、パリージョもたっぷり聞かせてくれました。

この人達はきっと、生まれてくるときに

手のひらにパリージョを着けて生まれて来るのだと思いました。

また、男性舞踏手がこんなにもかっこよく見える踊りは、

他にはそうないような気がします。

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スペイン国立バレエ団は、バレエ団と言いますが、

欧米のバレエ団とは一味違って、

フラメンコに代表されるスペインの民族舞踊に

クラシックダンスを融合したものです。

その民族性と現代的で洗練された踊りは、

心を揺さぶる、素晴らしい芸術に仕上がっています。

家づくりをする上でも、日本の伝統を継承しつつも、

現代的に洗練させ、今に生きるにっぽんの家づくりを

目指して行きたいと、良い刺激をいただきました。

今日からは、昨年の暮れに高尾に完成をしました

「空が見える終の住処」をご紹介したいと思います。

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工事中にもとり上げさせていただいたのですが、

外壁の色がとても良い感じに、品よく納まり、

外観が大変気に入っております。

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玄関ポーチからは、

ウッドデッキにアクセスできるようになっていて、

愛犬の散歩から帰った際には、デッキに設けられている外流しで、

犬たちの足を洗ってから部屋に入れることが出来ます。

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玄関ドアを開けて中へ入りますと、

ちょっと珍しく、通常は土間になっている部分も

フローリング張りになっています。

これは、土間も雑巾がけをしたいとのクライアントのご要望から、

今回、初めての挑戦です。

昨今は、どこも舗装されておりますので、

日常の泥汚れなどはあまり心配していないのですが、

雨や先日のような雪の時などにどうなのか、

実際の使用感は、今後の経過を見守りたいと思います。

そして、玄関ドアの隣にあるのは、ポストです。

外に出ないでも郵便物を取ることが出来ます。

この素朴な佇まいをとても気に入ってくれていました。

長くなりましたので続きは、また。