今日は、昨年末に高尾に完成をしました

「空が見える終の住処」をご紹介致します。

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前回ご紹介いたしました、玄関ホールの扉を開けて

1階LDKに入りますと北側(写真左側)に、

水廻りが設けられています。

今回、クライアントさんのご要望は、

広々とした家にして欲しいとのことでしたので、

構造を検討する上での条件は厳しくなりますが、

勾配天井や吹抜けをたっぷり設けました。

そのため、構造の安全性を確保するために、

脱衣室の広さはどうしても1畳しかとれなくなってしまいました。

お布団が洗えるくらいの大容量の洗濯機を置きたいとのことで、

これがギリギリのスペースです。

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そこで、浴室のドアを3枚引き戸にして、

入浴時以外は空けておくことで、

脱衣室の狭さが少しでも緩和されるように配慮しました。

また、タオル掛けも邪魔にならないように、壁を掘り込んであります。

一般的に、脱衣室は洗面所を兼ねることが多いのですが、

洗面は、家事コーナーと兼ねることにさせて頂きました。

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一坪の洗面兼家事コーナーの壁2面には、

作り付けの棚を設け、たっぷりの収納力を確保しました。

そして、洗面器は、愛犬のシャンプーもできる

大きなものにしました。

それでは次回は、2階のご紹介をいたします。

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建てた家『空が見える終の住処』-2

建てた家『空が見える終の住処』-1

昨日、今日と、木造住宅検定2級の講習会が

横浜市教育会館にて行われました

3級の講習会では、架構検定の担当でしたが、

2級の講習会では、設計検定を担当させて頂きました。

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設計検定2級は、設計検定3級を合格された建築士及び

建築士試験受験資格者が受講可能になっています。

内容は、3級でチェック図の作成及び

架構診断の演習を行い、その方法を習得して頂きましたので、

2級では、そのチェック図と架構診断の手法を使い

実際の木造住宅のデザインレビューを

各グループごとにワークショップ形式で行っていただきます。

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検定試験だけはグループではなく、

各自でデザインレビューに取り組んでいただいた後で

その趣旨を発表していただきました。

他にも座学として、性能表示制度の壁量計算についての講義や

構造デザインレビューについての説明などがあります。

今回も直前まで、準備に追われての講習会でしたが、

優秀な受講生さん方々のおかげもありまして、

無事終了することができました。

最後の名古屋にむけて、更なる準備が必要なようです。

今日は先週、一度ご紹介をさせて頂きました、

昨年の暮れに高尾に完成した「空が見える終の住処」

のつづきになります。

前回、ご紹介をさせて頂きました玄関ホールから

室内に入りますと、南東に面して設けられた窓により、

明るい光が降り注ぐLDKになっています。

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残念ながら、1階の掃出し窓の正面は、

隣地建物の壁になっているのですが、

2階を見上げれば、窓いっぱいに空が広がります。

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入口側を振り返りますと玄関ホールのドアを挟んで、

左には洗面兼家事コーナー、右に階段室になっています。

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今回、階段下は収納にしました。

扇風機など、季節替えが必要なものや、

日常的に使用しないものを収納するためです。

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この階段下の空間には、トイレを設けることもあります。

トイレくらいの広さがあると言うことは、

中に人が入って行ける収納です。

その収納力はかなりのものになります

つづきは、次回にまた。

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建てた家『空が見える終の住処』-1はこちらです。