昨日に引き続き、この春、建て替え予定の住宅のお話です。

今回は、これまで大切にお住まいになっておられた建物を

解体しての新築計画です。

昨日は、この建物がご家族から大切にされてきた様子を

書かせていただきましたが、そのつづきです。

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時代が良かったと言うことなのでしょうか、

障子の桟木は目が積んでいて、ほとんど狂いがみられません。

今でもピタッと隙間ができることなく納まっています。

また、本棚に使用されていたラワン材は、

厚さが30ミリもある、しっかりとした材でしたので、

お父様が丁寧に釘一本まで外して下さいました。

新しい家ではこの材を使用して、再び本棚を造る予定です。

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こうして書いておりますと、この建物は、

なぜ建て替えなければいけないのかと思ってしまいそうです。

でもそこには理由もあって、例えば階段は、

昼間でも暗く、かなりの急こう配で急ぐと転げ落ちそうだったり、

断熱材があまり入っていませんので、

冬は寒く、夏は暑い温熱環境だったり、

給排水設備は老朽化し、電気設備も更新されていませんので、

コンセントの数は極端に少なく、不便になっています。

この辺を改善した上で、建て替えた家もこれまでの様に

愛される家になるように努力したいと思います。

10年程前に施行されました
「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」
通称「建設リサイクル法」により、建築物を解体する際には、
分別解体及び再資源化が義務付られました。
法制定以前は、重機でガサッと壊していたのですが、
法制定後は、写真にありますように、アルミサッシは
アルミフレーム、ガラス、パッキン材とそれぞれ分別処理されます。

この春、着工予定の敷地に建っていました

旧宅の解体工事が2月半ばから始まっています。

この古い建物、解体の際に初めて内部を拝見させて頂きました。

すると、この建物がご家族からとても大切にされて来たことが、

そこかしこから伝わってきました。

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例えばお風呂場、懐かしいモザイクタイルが貼られているのですが、

このタイプのタイルは経年劣化によって

タイルが剥がれてしまうことが多いのですが、そんな部分もなく、

ステンレスの浴槽もきれいに磨かれています。

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また、今では、珍しくなりました汲み取り式の汽車便ですが、

手入れが行き届いていて、ほんとうにきれいです。

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タカラ製のキッチンも、ホーローの白い扉は、

金物部分に錆はみられますが、きれいな白色を保っており、

換気扇共々ピカピカに掃除がされています。

一番、お手入れに手間暇がかかる水廻りが、

どこも手入れが行き届いている、その丁寧な暮らしぶりから

この建物がどんなにか愛されて来たことか窺えました。

今日も引き続き、先週行いました味噌仕込みのことです。

材料がすべて混ざったところで、味噌玉をつくります。

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樽に味噌玉を仕込む際に、

なるべく空気が入らないようにするために味噌玉は投げ入れます。

そのため、投げやすい大きさを目指して味噌玉をつくります。

イメージは、ソフトボールです。

そして、味噌玉をつくる要領は、ハンバーグと同じで、

空気を抜くようにして、丸めていきます。

すると、最初は手にあふれそうなくらいの量が、

段々と小さく手に納まるくらいの大きさになります。

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味噌玉が出来上がったら、投げ入れです。

写真で投げているのは、毎年、奥様が参加されていたのですが、

この日奥様が体調不良のため、代わって初参加のご主人です。

投げ方がずっしりと納まる感じで格段にお上手でした。

全世帯の分、万遍なく投げ入れて頂いたので、

随分とお疲れになったのではないでしょうか。

お疲れ様でございました。

各樽に味噌玉を投げ入れ終えましたら

後は、表面が平らになるように慣らして、封をして完了です。

半年後には、おいしい手前味噌が頂けることと思います。

5回に渡る、味噌仕込みの話にお付き合下さいました皆様、

そして、味噌仕込みに参加くださった皆様も、ありがとうございました。