この春、着工予定の敷地に建っていました
旧宅の解体工事が2月半ばから始まっています。
この古い建物、解体の際に初めて内部を拝見させて頂きました。
すると、この建物がご家族からとても大切にされて来たことが、
そこかしこから伝わってきました。
例えばお風呂場、懐かしいモザイクタイルが貼られているのですが、
このタイプのタイルは経年劣化によって
タイルが剥がれてしまうことが多いのですが、そんな部分もなく、
ステンレスの浴槽もきれいに磨かれています。
また、今では、珍しくなりました汲み取り式の汽車便ですが、
手入れが行き届いていて、ほんとうにきれいです。
タカラ製のキッチンも、ホーローの白い扉は、
金物部分に錆はみられますが、きれいな白色を保っており、
換気扇共々ピカピカに掃除がされています。
一番、お手入れに手間暇がかかる水廻りが、
どこも手入れが行き届いている、その丁寧な暮らしぶりから
この建物がどんなにか愛されて来たことか窺えました。