今日は東日本大震災の起こった2011年3月11日から

ちょうど1000日と言うことで、葉山町の文化会館では、

映画『先祖になる』の上映会が行われました。

佐藤直志さん

この映画、岩手県陸前高田在住の

恐らくは自伐林家であられる佐藤直志さん77歳が

震災後に自分の森の木を自分で伐採し

自分の家を建て直すまでのドキュメンタリーです。

その上映前と後には監督ご本人による講演もありました。

映画「先祖になる」

映画についての詳しいことは、こちらの公式HPへ

内容はとても素晴らしい作品で、

木を伐採するところや家を建てる過程などなど

職業柄、興味深いシーンも多くあり、ためになりました。

そして何と言いましても、直志さんが震災に合っても

粛々と日々を過ごされているその姿に、

人が生きることの原点とは「何か」が見えたような気がします。

それともう一つ感じたこと、

それは、自然は人間を決して破滅させる事は無いけれど、

人間は人間を破滅にまで至らしめることが有ると言うこと。

個人的には、前情報などなく真っ白な状態で

作品に向き合い、自由に感じたいたちですので、

上映前後の監督の講演は聴かない方が良かったかもと、

思ってしまいましたが、

池谷薫監督、良い映画をありがとうございました。

少し前のことですが、16日の土曜日は、

最愛のミュージシャン佐野元春さんの

ちょっと風変わりなライブへ行って来ました。

それは、ミュージックシーンに大きな足跡を残したアルバムを

全曲再現するライブ企画で、名盤ライブシリーズとして

行われるものです。その第1回目に

佐野さんのアルバム『SOMEDAY』が選ばれたからです。

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昼、夜の2回公演が行われましたが、その夜の部です。

会場に到着し車を停めると、フジテレビ越しにレインボーブリッジ

そして、その奥に東京タワーをクッキリと見ることができました。

この日はゆっくりの20時開演でしたのでその前に食事でも

と思っていたのですが、この時自分が、

チケットを持っていないことに気がつきます。

大慌てで会場のZepp DiverCityへ向かい、

それらしい方を探し、事情を説明しましたところ、

座席指定のないライブの場合には、

原則チケット忘れでの入場は不可とのこと。

但し今回は念書を書き、チケット代金を再度支払ったうえで

最終入場する条件付で何とか入れて頂くことが叶いました。

(2度目の代金は本日、チケットと引き換えに帰ってきました。)

チケット忘れ、前科2犯、今回で3犯目。猛省致します。

さて、晴れて臨んだ名盤ライブは、

ノスタルジーより今に生きたい性格ではございますが、

この日のサキソフォーンの調べに胸がいっぱいになり、

アンコールの『彼女はデリケート』ではその再現加減が

あまりにもリアルで込み上げるものがありました。

通常のライブでは味わうことのできない一夜限りの宴に

酔いしれた夜でした。

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Zepp DiverCityは、この方が居るところです。

今日は読書の秋にちなみまして、本のご紹介です。

とは言いましても、まずは写真集です。

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『水中犬』 セス・キャスティール著

いつもお世話になっている横浜銀行の葉山支店に

置かれていて、そのインパクトのある表紙の写真に惹かれ、

待ち時間にページ開いてみますと目に飛び込んできたのは

どれも” ヘン顔 ”ばかり。

それが、かわいくて、おかしくて、凄いんです。

犬たちの愛らしい姿が目に焼き付いて忘れられず、

購入してしまいました。

気持ちが沈みそうになった時に手にすれば、

きっと笑顔になることと思います。

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そして次にご紹介をしますのは、

とても魅力的なスケーターの浅田真央さんの

誕生から昨シーズンまでの軌跡を綴った2冊の本です。

『浅田真央 さらなる高みへ』(誕生から成人するまでの19年間)

『浅田真央 そして、その瞬間へ』(20歳から23歳の3年間)

どちらも吉田順 著です。

お子さんでも読めるように、

すべてにふりがながふられていますので、

たいへん読みやすく、一気に読んでしまいますが、

その濃密で凝縮された日々に少し触れることで、

こちらも触発され、活力をいただきました。

今週末はNHK杯です。

どんな演技を見せてくれるのか楽しみです。